さいじょういなりさんみょうきょうじ|日蓮宗|最上稲荷山
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最上稲荷山妙教寺の御朱印・御朱印帳
限定 | - | ||
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御朱印帳 | |||
参拝時間 | 授与所:08:30〜16:30 | ||
電話番号 | 086-287-3700 |
その他の巡礼の情報
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#妙教寺 #最上稲荷
ご本尊は最上位経王大菩薩。
#最上位経王大菩薩 #最上さま #最上尊
最上さまはダキニ天なのか。
はっきりとは分からないが、授与所で買った「最上さまのお話」という冊子を読む限り、到底そうとは思えない。
この冊子は彼女の尊名、最上位経王大菩薩について、どういう意味が込められているのか逐語的に解説する。
それによると、最上とは大乗仏教の「乗」、すなわち悟りへと至る乗り物の中でも最高のものをいう。具体的には法華経のことだ。よって最上さまは、法華経そのものの化身。
また「大」ボサツも単なるリップサービスではなく、ボサツの分類上の用語だそう。
悟りを得るべく修行中のボサツを小ボサツ、いちど悟りを開いたが衆生を救うために此岸へ戻って来たボサツを大ボサツと区別するらしい。最上さまは大ボサツなのですでに悟っており、彼女の他にはモンジュ菩薩や普賢菩薩が大ボサツに属すると。
ダキニ天を白晨狐王(びゃくしんこおう)菩薩と呼んだりもするが、さすがに彼女をそこまでの高みに置く教説は無いような気がする。
それから、稲荷とは本来、秦氏の氏神から発展した日本の民俗信仰であり、最上さまを最上稲荷と呼ぶのは、妙厳寺(愛知県豊川市)のダキニ天を豊川稲荷と呼ぶのと同じこと、とある。
もし最上さまとダキニ天を同じと解するのならば、この表現にはならないと思う。
#妙教寺 #最上稲荷
ご本尊は最上位経王大菩薩。彼女に向かって左の厨子に八大龍王を、右の厨子に三面大黒天を祀る。
#八大龍王尊 #八大龍王
八大龍王のメンバーについて説く経典は複数あり、資料によって個々の尊名はまちまちらしい。法華経もその1つで、それによれば八大龍王とは、ナンダ龍王(ナンダ)、バツナンダ龍王(ウパナンダ)、シャカラ龍王(サーガラ)、ワシュキチ龍王(ヴァースキ)、トクサカ龍王(タクシャカ)、アナバタッタ龍王(アナヴァタプタ)、マナス龍王(マナスヴィ)、ウバラ龍王(ウトパラ)の8尊。
ナンダ龍王は八大龍王で最強の神通力を持つとされ、千手観音の眷属、二十八部衆にも名を連ねる。
バツナンダ龍王はナンダ龍王の弟。書物によっては彼も二十八部衆に挙げられることがある。
シャカラ龍王も二十八部衆の一員。また善女龍王は彼の娘とされる。
ワシュキチ龍王に関して、九頭龍は彼の別名とも言われる。また、大黒天はインド神話のシヴァの別名が漢訳され日本へ伝わったものだが、シヴァはインドだと、常に蛇と一緒に描かれる。この蛇がヴァースキだ。
トクサカ龍王は鬼子母神の夫で吉祥天の父とされることがある。だがそれはビシャモン天の眷属、サンシ大将だともいう。ちなみにトクサカ龍王は龍であるのに対し、鬼子母神とサンシ大将は共にヤシャだ。なおインド神話だと、タクシャカとヴァースキは兄弟。
#妙教寺 #最上稲荷
ご本尊は最上位経王大菩薩。彼女に向かって右の厨子に三面大黒天を祀る。
#三面大黒天
最上さまはダキニ天なのか。
はっきりとは分からないが、授与所で買った「最上さまのお話」という冊子を読む限り、到底そうとは思えない。それによると、最上さまは法華経そのものの化身であり、いちど悟りを開いたが衆生を救うために此岸へ戻って来た大ボサツだそうだ。
さすがにダキニ天をそこまでの高みに置く教説は無いような気がする。
一方、大黒天と一緒にいるお稲荷さまはダキニ天である場合が多いと、何かの本で読んだ。
なぜかというと、かつてダキニ天は人が生きているうちからその心臓を食べていたが、大黒天がこれを咎めて止めさせた、その縁からだと。
ダキニたちは以前、術を使って生きた人から心臓を抜き取っては食べ、代わりに別のものを詰めて死なないようにしていた。見かねたビルシャナ仏は大黒天に姿を変え、ダキニらに対し、「お前たちが人間を食うのなら、私も同じようにお前たちを食ってやろう」と迫った。ダキニたちは「私たちは肉を食べなければ死んでしまいます」と訴えた。そこで死者の心臓を食べることを許され、人の死を6か月前に予知する力を新たに与えられた、と。
ただ密教大辞典によれば、この話はどうやら大日経疏という書物に載っているようなので、これを根拠に最上さまはダキニ天とは言えない気もする。
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