りょうふくじ
良福寺のお参りの記録一覧
奈良県の寺院巡りの3寺目は、2寺目の奈良市に隣接する大和郡山市に在る良福寺です。
浄土真宗本願寺派(多分)で、本尊は文殊菩薩。
この文殊菩薩騎獅像は県指定文化財です。
良福寺は無住で、文殊堂があるのみ。西山自治会にて管理されています。そして、文殊菩薩騎獅像は、年に1度の2月25日に執り行われる文殊会にて開扉され、その日以外の拝観に際しては、大和郡山市まちづくり戦略室に連絡し、自治会長さんと連絡(毎週水曜日のみ)を取って頂き日程調整する必要があります。尚、2月25日が平日の場合に近隣住民の参加が難しくなってきたのと、天皇が代わり2月23日が祝日になった事により、文殊会の日にちを2月23日に変更されました。(将来、天皇誕生日が変われば文殊会の日にちも変わると推測。)
当方の勉強不足により良福寺の縁起、歴史はわかりません。ご対応頂いた自治会長さんからは、元々のお堂の老朽化により昭和54年に現在のお堂に建て替えた以前の事はわからないとの事でした。
カーナビで近くに来ましたが、軽四でも入って行くのを躊躇するほどの細い道。寺院の東側は民家が少なく、道幅もやや広かったため路肩に停めさせて頂きました。境内の手前(東側)に西町公民館で、その隣に文殊堂です。早く着き過ぎたのでのんびり待ちました。約束時刻ピッタリに自治会長さんが歩いて来られて、文殊堂の扉を開けて頂きました。厨子が3つあり、その前には文殊会でのお供えのゴクモチが置かれていました。以前は餅をついて作っていたが、毎年手間暇掛かって大変なので現在は発泡スチロール製に変えたそうです。早速、真ん中の厨子を開けて頂きました。中には文殊菩薩騎獅像。近くから観れるが厨子の中のため正面からのみなのが惜しい。高さ約38cm、玉眼、鎌倉時代13世紀前半の作、均整のとれた頭やプロポーションで、端正な目鼻立ち、截金文様もあり丁寧に彫られている印象。仏師は善円に近い人によると考えられています。文殊菩薩が載る獅子像も文殊菩薩と同作とみられています。また、獅子像内から671枚の文殊菩薩の印仏が発見されました。(印仏は博物館に寄託)
右側の厨子には?菩薩(写真NGでメモるのを失念してしまいました。こういう時に写真があると便利)、左側の厨子には文殊?菩薩のモノクロ写真だけが。昔、盗難に遭い戻って来ないため写真だけ飾ってあるとの事でした。何処にも罰当たりな奴が居るものです。
拝観料(300円)をお納めしたら絵ハガキを頂きました。御朱印は無いとの事でした。
自治会管理のお堂(仏像)について会長さんと話をすると決まって「いつまで面倒看れるかわからない。自分達の世代は何とか続けるが。」と仰有います。若い世代の方々に引き継いで頂ける事を切に願うばかりです。
文殊堂
本堂正面の扉からの堂内
真ん中の厨子に文殊菩薩騎獅像を安置
白いのは文殊会でのお供えのゴクモチ(現在は発泡スチロール製)
本尊・文殊菩薩騎獅像(県指定文化財)
頂いた絵ハガキから
鐘楼
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