今井堂天満神社のお参りの記録(1回目)
奈良県京終駅

天皇陵巡りの途中で寄らせていただきました。
神社庁名称は天満神社ですが、地元での呼称は今井堂と呼ばれています。
源頼朝と戦い敗れた木曽義仲は、その家来で今井四郎兼平と共に田原郷 隈笠（日笠）に逃れここに身を隠しました。
兼平の一人息子であった隈笠四郎兼則は、父のために七重の石塔を建て旭将軍と言われた木曽義仲の霊と共に今井兼平を祀ったのがこの今井堂です。
明治から大正時代、雨乞いの太鼓踊りが盛んにこの神社及び近辺で行われました。ご造営の都度に氏子の無病息災を願い「絵馬」を奉納しました。現在残る絵馬の数は185点で、最古の絵馬は、寛政6年の「安宅の関」を描いた歌舞伎絵の絵馬が残っています。兼平の宿敵である義経を家来の弁慶がこん棒で打ちのめす絵図だそうです。