かれまつじんじゃ
枯松神社
長崎県 道ノ尾駅
慶長19年(1614)の禁教令が出され、以降キリスト教信者への取り締まりはいっそう厳しさを増したが、その中にあって、外海地方の多くの信徒たちは潜伏して信仰を保ち続けた。
黒崎地方の潜伏キリシタンたちは、枯松の山頂にひそかに集まってオラショを伝承してきた。明治時代に入ると、この地に神社を建立し、日本人指導者バスチャンの師であるサン・ジワンをここにまつった。
また、神社周辺には、板石を伏せて置くキリシタン墓が残っている。このようにキリシタンをまつった神社は全国的に珍しく、長崎市内淵神社の桑姫(くわひめ)大明神、東京都伊豆大島のおたあね大明神が知られている。
隠れキリシタンと呼ばれた人々が、
弾圧を逃れるために神社の形をかりて祈った、
全国的にも珍しい神社です。
国道から5分ほど登ったところ、
今はすぐ脇が野球のグラウンドになっています。
十字の置石を見ると、
それは宗教というよりも、
何か、もっと、原始的な、
願いのようにも思います。
この地域の人々は、
特に貧しい暮らしをしていたと聞きました。
どのように暮らしていたのか、
なかなか想像することも難しいです。
名称 | 枯松神社 |
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読み方 | かれまつじんじゃ |
ホームページ | http://www.city.nagasaki.lg.jp/shimin/190001/192001/p000609.html |
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