足無神社のお参りの記録(1回目)
長野県日出塩駅

長野県諏訪市に手長神社と足長神社があり、奉拝しましたが、松本市近郊で神社を検索すると足無神社を朝日村に見つけました。これは行ってみようと思い現着すると、民家の脇を山側に入ったところに小さな祠がありました。私はバイクなので探索してわかりましたが、車だとまず通り過ぎてわからないと思います。日本昔話のようなこの小さな神社は是非ホトカミの皆さんに紹介したくて新規登録しました。

平治の乱（1159年）平家の間者が木曾義仲の動向を探りに木曽まで来たところ、木曾方に発見され追われて山を越して逃げてきたがこの辺りの地で両足が凍傷になり歩行不能となって倒れた。これを見つけたこの地（針尾）の人が食を与えて助けたところ、喜んだ間者は、「俺は平家方の菅の長須祢彦という者である。木曾源氏に追われてここまできたがどうしようもない。足病者を救うから死んだらこの地に葬ってくれ。」と遺言を残して死んだ。かわいそうに思ったその人は、遺言通り祠を建てて祀った。近在に有名になり、足病者の参拝が増え、願をかけると不思議と治ったという。治った足病者はお礼参りに草鞋（わらじ）を一足奉納し、願を掛ける人は草鞋を片方分借りていき、治ると一足にして奉納した。