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御祭神:天照大御神、月読尊、伊邪那岐尊、伊邪那美尊、級長津彦命、級長戸辺命、豊受大御神、倭姫命、瀬織津姫命
例祭日:4月3日・例大祭
境内社:水神社
由緒:古来より、この地は竺紫日向橘小門之阿波岐原と呼ばれ、我が国最古の歴史書である古事記には、「伊邪那美尊が、火神迦具土神を生んだとき、亡くなってしまう 余りの悲しさに伊邪那岐尊は、黄泉の国まで追いかけてしまいましたが妻の変わり果てた姿を見て、黄泉の国より、逃げ出してしまいます。そして、伊邪那岐尊は穢れた体を清めるため、この地、阿波岐原にて、禊ぎを行います。その時、左目を洗うと天照大御神が、右目を洗うと、月読尊が鼻を洗うと、素戔嗚命が生まれてきました。」と記載され、以降、天孫降臨から神武東征にまで至る壮大な日向神話は、この地より始まったとされています。
記記旅で一番興味あったところです。
日本神話に出てくる神々の多くは、
伊弉諾と伊弉冉という夫婦の神から産まれました。ところがその一人である“火の神”を産んだときの火傷がもとで、妻の伊弉冉は命を落とします。
夫の伊弉諾は、妻を失ったことを嘆き悲しみ、
死者の世界である黄泉の国に彼女を迎えに行きました。しかし、伊弉冉は変わり果てた恐ろしい姿になっていて、それを見た伊弉諾は、伊弉冉を連れて帰るのをやめて地上に引き返し、黄泉の国に通じる入口を塞いだのです。
そして、黄泉の国の穢れを落とすために、
池に入って禊(身を清めること)をしました。
この『みそぎ池』こそが、
伊弉諾がみそぎをした池だと言い伝えられているのです。
古事記には、このみそぎの際に、
伊弉諾が左目を洗うと天照大神(アマテラスオオ)ミカミ)が、
右目を洗うと月読命(ツクヨミノミコト)が、
鼻を洗うと素戔嗚尊(スサノオノミコト)が生まれたと記されています。
この三柱は、最も高貴な『三貴神』とされている
みそぎ御殿は境内の撮影禁止の為写真は外からのみです。御朱印は社務所不在の為いただけませんでした。
由緒板によると、みそぎ御殿の創始は、昭和34年11月15日から12月9日にわたり大神の御神霊より「阿波岐原みそぎ御殿を建つべし」とのご神託と御殿造営現地に誘導があり、これが神名ならびに御殿のはじまりとなり昭和40年2月15日みそぎ御殿は奉建されたそうです。
また「御殿造営なりしときは伊勢神宮に迎えに来い」と神託を賜り、昭和41年3月12日伊勢神宮において厳かに神事奉楽ありて御神霊を拝受し、おまつりされたそうです。
この御殿の神域は、その昔禊祓された伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が神籬(ひもろぎ)をたて茅(ちがや)の注連をめぐらし21日の間、天つ神の照鑑を仰ぎ給い祭祀神楽を執り行なわれた、尊い霊跡であると神語され、またこの神代霊跡の地に創建された御社には「天つ神、国つ神をはじめ全国の神々が神集う所」とも神語されたと書かれてあります。
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