いだじんじゃ
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猪田神社ではいただけません
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猪田神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年02月01日(火)
参拝:2022年1月吉日
【伊賀国 式内社巡り】
猪田神社(いだ~)(猪田)は、三重県伊賀市猪田にある神社。式内論社で、旧社格は村社。主祭神は、武伊賀津別命。本殿は国指定の重要文化財。
創建は不詳。主祭神の猪田神は11代垂仁天皇の皇子・意知別命三世の孫で、13台成務天皇の御代に伊賀国造を任ぜられた武伊賀都別命。平安時代の927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載されている「伊賀國 伊賀郡 猪田神社」の論社となっている。他の論社は、猪田神社(伊賀市下郡)。『和名抄』の伊賀郡猪田郷の名を承けた猪田村の産土神であったとされるが、中世以降「住吉神社」と呼ばれたようで、天正十八年の棟札には「住吉大明神」と書かれている。当社の社殿は室町時代後期1527年の造営で、国指定の重要文化財となっている。
当社は、伊賀鉄道伊賀線・依那古駅の南西1kmあまりの平地に浮かぶ小山の東北側の縁にある。田園地帯を南進すると、小山の縁の林に入り、境内は鳥居周りの段と、その上の段と、社殿周りの段に分かれている。造りで特徴的なのは、社殿が西向きであるため、北から南進して入ると、社殿は横を向ている。建物などが全般的に落ち着いた雰囲気の中、朱色が鮮やかな重文の本殿は非常にきれいで印象的。
今回は、伊賀国の式内論社ということで参拝することに。参拝時は週末の午後で、参拝者は自分以外にはいなかった。
※当社の宮司さんは比自岐神社を兼務しており、比自岐神社に御用の際は問い合わせとの張り紙があったので、当社では社務所が開いていることを期待したが、特にひと気がなかった。ネット上でも、当社の御朱印はないみたい。
境内の北側200mほどの田んぼの真ん中にある<社号標>。
50mほど南に進むと、奉納燈籠とお知らせ板があり、神社の雰囲気が出てくる。
参道を進むと林の中に突入し、突き当りに鳥居が見えてくる。
参道左側の<祠>。中には左手に巻物、右手に杖を持った中国の老翁のような石像が祀られている。仏教の何かかな?
祠の右隣の建物。石柱には<天真名井 参観道>の文字。奥には<真名井神社>と、西行法師が俳句に詠んだ、聖水伝説のある<真名井>があるとのこと。
鳥居方向を望む。石柱には<史跡猪田神社古墳 及 古井>の文字。
参道左側の<手水舎>。
一段高い境内地への階段と鳥居。門松がきれいに飾り付けられている。
鳥居の先には、さらに一段高いところに社殿が横を向いて建っている独特な配置。
鳥居の先には、さらに一段高いところに社殿が横を向いて建っている独特な配置。
階段下左側の<狛犬>。彩色付きの新しいもの。子供を踏みつける珍しいタイプ。(^_^;)
階段下左側の<狛犬>。毬は2色塗り。
鳥居をくぐって左手(東側)にある<四角型 石燈籠>。1978年に境内の古墳から出土したもので、室町時代の作。「伊賀津彦大明神」と「天文三年(1534年)~」と刻まれている。
燈籠の先にある<さざれ石>。
鳥居をくぐって右手(西側)にある建物。氏子会館かな。
氏子会館前から見た、さらに一段高いところにある<社殿>。社殿は西向きに立っている。
<社殿>全景。無彩色の拝殿と、鮮やかな朱色の本殿のコントラストが特徴的。
<拝殿>全景。見た目は古く質素だが、ぱりっとした神社幕や注連縄が生き生きしている。
<拝殿>正面。御朱印はないが、由緒書き、お御籤、参拝帳は完備。
<拝殿>内部。非常にきれいにされている。ガラス張りなので明るい。
拝殿後ろの朱色が鮮やかな<本殿>。室町時代後期1527年再建。一間社流造、檜皮葺。国指定の重要文化財。
本殿の左右両脇に建っている境内社。
帰路、振り返って<社殿>全景。
最後に、ふたたび重文の<本殿>。鮮やかな朱色の躯体と檜皮葺の屋根のコントラストが美しい。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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