海蔵寺の日常(10回目)
三重県桑名駅

本日5月25日は江戸時代に行われた宝暦治水工事で犠牲になられた治水工事の総奉行平田靱負の御命日(本年は267回忌)です。

　海蔵寺には治水工事にて犠牲になられた23名のお墓と平田靱負の供養塔がございます。

　毎年5月25日に平田靱負並びに犠牲になられた薩摩義士達の追悼供養大法要を厳修しておりますが、100人程の参列者が集まる為、コロナウイルス感染拡大防止により、昨年に引き続き一部の参列者のみお集まり頂きまして、御供養のお経をあげました。来年はたくさんの方にご参列して頂けるよう、コロナウイルスの終息を祈念致します。

大変な世の中だからこそ、人と人のつながりの大切さを、薩摩義士の姿から伝えることが必要だと思います。郷里より約1200キロ離れた慣れない地で、見知らぬ人の為に尽力した人たちのこと忘れてはならない。