あかすかしんめいしゃ
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楽しみ方赤須賀神明社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2026年02月06日(金) 07時49分39秒
参拝:2026年1月吉日
「その手は桑名の焼き蛤」で有名な桑名。(有名かは?)
桑名しぐれ蛤の発祥がこの神社の井戸だったとは。
桑名しぐれ蛤の発祥がこの神社の井戸だったとは。



郷社 神明社





拝殿(左側が神明社、右側が一目連社)

神明社

一目連社

明治18年正月、神馬二体奉納

恵比寿社鳥居

恵比寿社神門

恵比寿社

赤須賀稲荷社鳥居

赤須賀稲荷社


雷井戸(桑名しぐれ蛤の発祥伝説、民話生けどられた雷さま)
むかしから桑名の町に、雷(かみなり)さまのきらっているところがある。そこは、赤須賀(あかすか)という漁師町。
ある日、おばあさんが飯を食べていると、にわかに空がかきくもり、ピカッゴロゴロと雷さまがやって来てな、雷さまは、久しぶりに出向いて来たんで、黒い雷雲の上で大あばれしとってな、ところが、乗っていた雲をしっかりつくっていなかったもんで、大きく飛びはねたひょうしに、雲が破れてしもたんや。
ピカピカッドスン
雷さまは、まっさかさまに、おばあさんの家の庭の井戸の中へ落っこちた。
おばあさんは、ふとんをかぶってふるえとったけれど、しばらくすると、庭の方で叫び声が聞こえてきたんやわ。
「助けてくれー。助けてくれー」
おばあさんは、おそるおそるふとんから出て、庭へおりてな。あちこちさがしまわったけれど、だれもおらんかった。
「助けてくれー。助けてくれー」
突然、また声がしてな。おばあさんが耳をそばだてたら、どうやら井戸の中から聞こえてくる。井戸をのぞきこんでみると、まっ赤な体に、トラの皮のふんどしをつけた雷さまが、頭に大きなこぶをつくって、助けを求めとった。おばあさんを見た雷さまは、
「どうか井戸から出してくれー」
と、目をまっ赤にはらしながら頼んだけれど、おばあさんは、
「なにをいう。人の家をなんども焼いて」
と、井戸にふたをして、雷さまをとじこめたんや。すると井戸の中から泣きそうな声が聞こえてきてな。
「もうけっしてここには落ちやせんから、助けてくれ」
「そんならふたを開けてやる。助けてやるから、何か残していけ」
「たいしたものはないが、今朝つくったばかりのへそのつくだ煮ならおいていこう」
雷さまは、へそのつくだ煮をおばあさんにわたしたんやて。おばあさんはそれを一つつまんで、びっくりした。今まで味わったことのない、とろけるようなうまさやったんや。
「こりゃうまい。これ、つくり方を教えていけ。そしたらすぐ出してやる」
雷さまはしかたなく、つくだ煮のつくり方をおばあさんに教えて、逃げ帰ったんやと。
それからというもの、おばあさんは、このつくだ煮をつくって市場で売ろうとしたんやけど、材料である雷さまのへそが手に入らん。そこでおばあさんは、へそに似た蛤(はまぐり)の身をつくだ煮にして売ったんや。そしたら、たいそううまい、と評判がたって大繁盛したんやて。
桑名の蛤は、むかしから「浜の栗」と呼ばれるほど、色やつやがようて、ふっくらとした大きな実でな。雷さまのへそにぴったりやった。しかも、つくだ煮にしたら日持ちがええもんで東海道をいく旅人にもお土産に喜ばれたんやわ。とくに、これから冬を迎える十月の時雨(しぐれ)どきにつくったものがうまい、ということで「しぐれ蛤」と呼ばれてな。これが、有名な「桑名のしぐれ」のはじまりなんやて。
(三重県庁『ふるさとの届けもの 伝えたい三重のおはなし』より)
むかしから桑名の町に、雷(かみなり)さまのきらっているところがある。そこは、赤須賀(あかすか)という漁師町。
ある日、おばあさんが飯を食べていると、にわかに空がかきくもり、ピカッゴロゴロと雷さまがやって来てな、雷さまは、久しぶりに出向いて来たんで、黒い雷雲の上で大あばれしとってな、ところが、乗っていた雲をしっかりつくっていなかったもんで、大きく飛びはねたひょうしに、雲が破れてしもたんや。
ピカピカッドスン
雷さまは、まっさかさまに、おばあさんの家の庭の井戸の中へ落っこちた。
おばあさんは、ふとんをかぶってふるえとったけれど、しばらくすると、庭の方で叫び声が聞こえてきたんやわ。
「助けてくれー。助けてくれー」
おばあさんは、おそるおそるふとんから出て、庭へおりてな。あちこちさがしまわったけれど、だれもおらんかった。
「助けてくれー。助けてくれー」
突然、また声がしてな。おばあさんが耳をそばだてたら、どうやら井戸の中から聞こえてくる。井戸をのぞきこんでみると、まっ赤な体に、トラの皮のふんどしをつけた雷さまが、頭に大きなこぶをつくって、助けを求めとった。おばあさんを見た雷さまは、
「どうか井戸から出してくれー」
と、目をまっ赤にはらしながら頼んだけれど、おばあさんは、
「なにをいう。人の家をなんども焼いて」
と、井戸にふたをして、雷さまをとじこめたんや。すると井戸の中から泣きそうな声が聞こえてきてな。
「もうけっしてここには落ちやせんから、助けてくれ」
「そんならふたを開けてやる。助けてやるから、何か残していけ」
「たいしたものはないが、今朝つくったばかりのへそのつくだ煮ならおいていこう」
雷さまは、へそのつくだ煮をおばあさんにわたしたんやて。おばあさんはそれを一つつまんで、びっくりした。今まで味わったことのない、とろけるようなうまさやったんや。
「こりゃうまい。これ、つくり方を教えていけ。そしたらすぐ出してやる」
雷さまはしかたなく、つくだ煮のつくり方をおばあさんに教えて、逃げ帰ったんやと。
それからというもの、おばあさんは、このつくだ煮をつくって市場で売ろうとしたんやけど、材料である雷さまのへそが手に入らん。そこでおばあさんは、へそに似た蛤(はまぐり)の身をつくだ煮にして売ったんや。そしたら、たいそううまい、と評判がたって大繁盛したんやて。
桑名の蛤は、むかしから「浜の栗」と呼ばれるほど、色やつやがようて、ふっくらとした大きな実でな。雷さまのへそにぴったりやった。しかも、つくだ煮にしたら日持ちがええもんで東海道をいく旅人にもお土産に喜ばれたんやわ。とくに、これから冬を迎える十月の時雨(しぐれ)どきにつくったものがうまい、ということで「しぐれ蛤」と呼ばれてな。これが、有名な「桑名のしぐれ」のはじまりなんやて。
(三重県庁『ふるさとの届けもの 伝えたい三重のおはなし』より)


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