爪引地蔵堂のお参りの記録(1回目)
三重県丹生川駅

滋賀県の博物館と寺社仏閣を拝観した帰り道で、もう1つ以前から気になっていたお堂がありましたので行ってみました。
こちらも国道421号線沿いに在ります。
滋賀県から石榑トンネルを抜けて、三重県いなべ市大安町に在る爪引地蔵堂です。
(ホトカミさんに登録されていなかったため当方にて登録しました。)

造立年代は不詳だが平安時代には既にあったと伝わる。昔、この地方は非常な水害で川が氾濫し、田畑が流され村人が困っている時、弘法大師・空海が通り掛かられ爪で地蔵を刻まれ(爪引地蔵)、水害のないように祈祷した。それ以降水害が起こらなくなると、今度は日照りが続き、水不足で凶作となり、困った村人は爪引地蔵に雨乞いを祈願し、雨が授かると御礼行事が盛大に行なわれたと伝わる。この事から「雨ごい爪引地蔵」と呼ぶようになったとの事です。

国道の脇に停めて行きました。道路から少し下がった所にお堂が1つ。格子戸がありますが、鍵が掛かっているので外から覗き込みました。
石が置かれているのみ。石仏で線が浅くてわかり辛いですが、お地蔵さんの頭部があって、その左側に錫杖が彫られています。
手を合わせて失礼する事にしました。(雨ごいはしておりません。こんな猛暑が続くと必要になるかも？)

尚、地蔵堂があるのみで寺務所等の建物は一切無く、全くの無人ですので御朱印は頂いておりません。