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妙福寺ではいただけません
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みょうふくじ

妙福寺のお参りの記録(1回目)
三重県下庄駅

投稿日:2022年04月04日(月)
参拝:2022年4月吉日
三重県寺院巡りの4寺目は、鈴鹿サーキットがある鈴鹿市に在る薬王山 医王殿 妙福寺です。
高野山真言宗で、本尊は薬師如来と阿弥陀如来。
こちらには重文の釈迦如来坐像、2躯の大日如来坐像が安置されています。
尚、本尊の薬師如来と阿弥陀如来は毎年8月8日~12日に開帳されます。

伝えによれば、聖武天皇の勅により、天平年間(729~749年)に行基が薬師如来と阿弥陀如来を彫り、安置したのが始まりとの事です。後に弘法大師が開眼供養し真言宗に属した。その後の戦国時代の兵火により堂宇は焼失。天文年間(1532~1555年)に再建。天正年間(1573~1592年)に近くの堂山徳昌院から釈迦如来坐像と2躯の大日如来坐像が遷されたとも伝わります。この大日如来2躯は、元は京都の法勝寺の塔に安置されていた「四面大日」の内の2躯ではないかという説があり、本当ならば法勝寺の塔から度重なる火災により離ればなれとなった大日如来2躯が妙福寺に安置されているとは運命的でロマンがあります。

ネットを見ると拝観予約要と書かれているのが多いため、電話を数回掛けましたが留守電になってしまって予約が出来ず、ダメ元で行ってみました。お堂は閉まっており、庫裏も何か人気が無い様な。ご住職がいらっしゃったとしても今日の今日では拝観は無理だろうから拝観予約する積もりで呼び鈴を押してみたらご住職が出てこられましたので、拝観したい旨を伝えるといいですよとお堂を開けて戴けました。
真ん中の閉扉された厨子の両脇に立派な仏像が並んでいます。右側には大日如来坐像(重文)と釈迦如来坐像(重文)、左側には大日如来坐像(重文)と聖観音菩薩(無指定)で、なかなか壮観です。全て平安時代後期の作。釈迦如来坐像は高さ109cm。大日如来坐像は約150cm(2躯で若干の高さの違いあり)で、大きく感じます。パッと見は同じに見えますが、頬の膨らみ具合や智挙印の結び方に違いがあります。また、3躯の破損仏もありました。
拝観させて戴いたあとに御朱印をお願いしました。その際に電話を掛けたが留守電になって仕舞い突然の参拝になってしまった旨を話した所「留守にしている事が多いので。」という事でしたので、拝観を希望される方は本尊が開帳される8月8日~12日に参拝されるのがよろしいかと。私も時間が取れればまたその時期に拝観したいと思います。

妙福寺の御朱印
御朱印
妙福寺の山門
妙福寺の山門
山門
妙福寺の本殿
本堂
妙福寺(三重県)
妙福寺(三重県)
左から大日如来、釈迦如来
妙福寺(三重県)
妙福寺(三重県)
妙福寺(三重県)
左から聖観音菩薩、破損仏、大日如来
妙福寺の仏像
妙福寺の仏像
妙福寺(三重県)
大師堂
妙福寺(三重県)
妙福寺(三重県)

すてき

御朱印

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