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じゅうらくじ(ここくこうがさんだいぶつ)あんじんめぐり

十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りのお参りの記録(1回目)
滋賀県加太駅

投稿日:2022年01月03日(月)
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いします。🐯

新年早々ですが、参拝に出掛けました。
元々計画していたのは、正月三が日に法隆寺で行われる舎利講を観に行く事でしたが、昨年に続きコロナ禍のため下陣での参拝が中止になりましたので奈良へ行くのはやめて、滋賀県南部(湖南地区)へ行く事にしました。檜尾寺の千手観音(重文)の開帳が同じく正月三が日だからです。

先ずは、甲賀市土山町に在る清浄山 二尊院 十楽寺です。国道1号線の鈴鹿峠を越えて滋賀県に入り2km程の所で国道沿いに在ります。
浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
甲賀三大仏の1つで丈六阿弥陀と呼ばれています。(甲賀三大仏と言い始めたのは平成25年から。他は櫟野寺、大池寺)

1486年に天台宗の寂照により創建されたが、16世紀後半に織田信長の兵火により焼失。
1661年に浄土宗の広誉可厭により再興され、現在に至ります。

年末に降った雪が路肩に残る鈴鹿峠を越えると程無く到着。山門前のスペースに車を停めて参拝しました。(今思うと初詣ですね。)
本堂の扉に「受付は庫裡の方へ」という貼紙、でも本堂の中から音がしますので「お早うございます。」と声を掛けたら、庫裡の方へ廻られてお返事が。「拝観お願いします。」と申入れしました。
本堂に入ると須弥壇にドンっと本尊の丈六の阿弥陀如来。坐像で高さ278cm。3m近いですからデカいですね。(江戸時代作であり無指定)
右側の奥にも阿弥陀如来と救世観音。こちらの阿弥陀如来は丈六の阿弥陀如来の前の本尊だったとの事。(平安時代作、市指定文化財、創建以前の作なのでどちらからか遷された?)
右側には8躯の像が並んでいます。裸形阿弥陀如来立像、釈迦誕生仏、十一面観音像(鎌倉時代作、市指定文化財)、千手観音立像、摩耶夫人立像(室町時代作、市指定文化財)、等。
摩耶夫人は釈迦の母親、右脇から釈迦が顔を出している像は珍しいですね。(国内に2像しかないらしい。)
数枚なら参拝記念に撮影可との事でしたので撮影させて頂きました。
記帳の依頼があり記帳しましたが(字が下手くそなので余り記帳したくないのですが)、過去の来訪者を見ると関東圏の方がかなり多く、正直驚きました。

十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りの御朱印
御朱印
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡り(滋賀県)
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りの山門
山門
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りの建物その他
鐘楼
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡り(滋賀県)
本堂
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りの仏像
本尊·阿弥陀如来(丈六)
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りの仏像
左から十一面観音、千手観音、摩耶夫人
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りの仏像
十楽寺(湖国甲賀三大仏)安心巡りの仏像
もう1躰の本尊·阿弥陀如来(左側)、救世観音

すてき

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