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遍照寺ではいただけません
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遍照寺のお参りの記録(1回目)
三重県亀山駅

投稿日:2022年04月03日(日)
参拝:2022年4月吉日
三重県寺院巡りの3寺目は、津市の北側、有名なカメヤマローソクの亀山市に在る延寿山 地蔵院 遍照寺です。
天台真盛宗で、本尊は阿弥陀如来と地蔵菩薩。
この本尊の阿弥陀如来立像と脇侍の観音菩薩、勢至菩薩は県指定文化財です。

江戸時代に焼失して記録が残っておらず創建年代はわかりませんが、東海道亀山宿が出来る前は南側の「でころぼ坂」から参詣しており、東海道亀山宿が出来てから東海道沿いに鐘楼門を建立したそうですので江戸時代以前なのは間違いないです。

寺院のHPは無く、拝観可能なのか不明だったため、亀山市生活文化部に連絡して話を通して頂き、事前に拝観予約してから伺いました。(法要が無く、ご在宅なら当日でも対応戴けると思います。)
東海道沿いのNTT中継塔の所に2台分の駐車場があります。駐車場から東海道を東へ少しだけ進むと鐘楼門です。一般的には山門をくぐって石段等を上がるのですが、本堂に向かって下るのは珍しいです。石段を下ると左側に薬師堂(金比羅堂)、弘法堂。右側に本堂です。
本堂に着いたら法事の最中でしたので少し待っていたらご住職の奥様がいらっしゃって、早速寺院の説明をして戴きました。現在の本堂は亀山城の廃城令に伴い、1873年に亀山城の二之丸御殿を移築したもので、欄間とか釘隠しはそのままでした。須弥壇には県指定文化財の阿弥陀三尊、真ん中に阿弥陀如来立像、右側に観音菩薩坐像(坐像と云っても片膝を立てている)、左側に勢至菩薩立像。箔が結構残っていますが、数年前までは煤や塵埃で真っ黒で、修復で汚れを落としたら箔が現れました。(修復前・後の写真を見せて戴いた。)
阿弥陀如来の位置が高くてお顔は影になって良く観えませんでしたが、見せて戴いた写真で確認出来ました。作風から鎌倉時代中期の慶派の快慶弟子の行快作とみられています。(墨書き等は見付かっていない。)一方、観音菩薩からは「院」の文字が、勢至菩薩からは「院春」の名が見付かり院派の作です。以上から先に阿弥陀如来が作られ、後から観音、勢至菩薩が加えられたか、別から持ってこられたと考えられています。
左側の脇間には地蔵菩薩立像があります。阿弥陀三尊より古く、平安時代後期の作ですが、残念な事に火災に遇った際の江戸時代?の修復でお顔が彫り直されており(写真で見ての通り写実的なお顔になっている)錫杖や宝珠を持つ手も変えられていて、文化財指定は受けておりません。
どうぞ写真も撮って下さいと仰有って戴いたので遠慮無く撮らせて頂きました。。
御朱印をお願いした所、書置きのみとの事。確かに手が込んでいますし、鶴の折紙も貼られていて直書きは無理ですね。散華も戴いてしまい、奥様には色々とお世話になりました。


遍照寺の御朱印
御朱印(書置きのみ)
遍照寺(三重県)
遍照寺の山門
鐘楼門
遍照寺の地蔵
遍照寺(三重県)
鐘楼門から見た境内
遍照寺の建物その他
薬師堂(金比羅堂)
遍照寺(三重県)
弘法堂
遍照寺の山門
本堂前から見た鐘楼門
遍照寺の本殿
本堂
遍照寺の建物その他
庫裏
遍照寺の仏像
遍照寺の仏像
阿弥陀三尊
遍照寺(三重県)
阿弥陀如来
遍照寺の仏像
観音菩薩
遍照寺(三重県)
勢至菩薩
遍照寺の地蔵
地蔵菩薩
遍照寺(三重県)
遍照寺(三重県)
でころぼ坂に面した門(南側)
遍照寺の授与品その他
戴いた散華

すてき

御朱印

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