為因寺のお参りの記録(1回目)
京都府嵯峨嵐山駅

1221年創建の高山寺別院の尼寺・善妙寺が始まりとされる。
善妙寺は承久の乱で処刑された葉室宗行の菩提を弔うため妻が建立したとも、高山寺の明恵上人が、承久の乱に敗れた公卿の未亡人を匿うために建立したとも伝わる。
その後廃寺となっていたが、1579年為因寺として再建された。
1265年造立の宝筐印塔は、付近にあった善妙寺の尼僧達が釈迦の弟子・阿難を供養して建立したものといわれる。
高山寺の宝筐印塔と同様、最古の様式を示すものとして重文指定されている。