へんしょうじ|真言宗御室派
遍照寺のお参りの記録一覧
今回の高雄三尾+αの寺院巡りの5寺目は右京区に在る廣澤山 遍照寺です。広沢池の南側に在ります。今回の巡りの最後となります。
真言宗御室派で、本尊は十一面観音(重文指定)。
989年に花山天皇の勅願により寛朝僧正が広沢池畔北西にある遍照寺山の麓の山荘を改めて寺院にした。池畔には多宝塔、釣殿、等の伽藍を有する広大な寺院であり、池には橋が架けられた島があり、金色の十一面観音を祀る観音堂があった。寛朝僧正が没後は次第に衰退した。
1321年に後宇多天皇により再興されるも応仁の乱で廃墟と化した。寛永年間(1624~1645年)に奇跡的に焼失しなかった本尊の十一面観音、不動明王とともに現在地へ遷した。
山門をくぐると正面に本堂があります。手前左側の寺務所(兼 庫裏)にて拝観手続きと御朱印をお願いし、本堂へ行きます。(お堂は本堂のみ、小さな寺院です。)本堂には護摩壇があり、本堂の後ろに繋がった収蔵庫に十一面観音(重文指定)、不動明王(重文指定)、等の仏像が祀られています。この十一面観音と不動明王は、平安時代の989年に定朝様で有名な定朝の父である康尚の作と云われています。また、不動明王は成田不動明王と一木二体の霊尊とされています。
両像とも優しくて穏やかです。一般的には威厳がある感じがしますが、こちらのは親しみが湧く仏像でした。
尚、本尊十一面観音、不動明王は有料拝観となり、不在の場合は拝観不可のため、出来れば事前連絡して欲しいとの事でした。
山門の左側(南側)に駐車場の入口があり、客殿の前に10台位は停めれます。
御朱印
山門
本堂
扁額
寺務所 兼 庫裏
客殿
広沢池の南のほとりにある真言宗寺院。
御本尊は、十一面観世音。
成田山新勝寺を開いた寛朝が989年創建。
かつては広大な寺院で荘厳な伽藍を有したと云われていますが、応仁の乱で消失しました。
「広沢の赤不動さん」と親しまれ、厄除け祈祷に訪れるそうです。
毎月28日の午前中は、不動護摩のため拝観休止です。
山門です。住宅地の中にあります。
護摩堂。
いよいよ秋が訪れました。
後宇多天皇の碑。
「こころざし 深く汲みてし 広沢の 流れは末も 絶えじとぞ思ふ」
遍照寺の隆盛を綴ったものだそうです。
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