すみよしおおともじんじゃ
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住吉大伴神社ではいただけません
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住吉大伴神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年02月24日(木)
参拝:2022年2月吉日
仁和寺から天龍寺に向かう道沿いに鎮座されてます。
当社は当地に移転してきた「大伴氏」が祖神を祀ったとされています。大伴氏は物部氏と共に古代において軍事を司った有力氏族で、高皇産霊尊の子(もしくは五世孫)の「天押日命」、またその後裔の「道臣命」を祖としています。
『日本書紀』の天孫降臨の段では「天忍日命」は瓊々杵尊の先払いをしたとあり、また神武東征の段では「道臣命」は先導を務めたことが記されています。このことからも大伴氏の軍事氏族としての性格が表れています。
大伴氏の本拠地は摂津国・河内国であり、特に河内国志紀郡(大阪府藤井寺市林)には大伴氏の氏神である「伴林氏神社」が鎮座しています。そのような大伴氏が当地に居を構えた事情は『続日本後紀』に記されてあり、承和元年(834年)正月、葛野郡上林郷地方一町を伴宿祢等に賜り氏神を祀るところとするとあります。この時に祀った氏神が式内社「伴氏神社」だったと考えられます。
ただし、式内社「伴氏神社」は中世以降所在不明となりました。江戸時代中期に「伴氏神社」を当社に比定する説が現れましたが、当社が伴氏神社・大伴神社などと呼ばれたことはなく、その論拠ははっきりしません。また、当地は『倭名類聚抄』に見える「上林郷」でなく「綿代郷」だったとする説があり、先の大伴氏が上林郷の土地を与えられ氏神を祀った記事と矛盾することになります。
とはいえ式内社「伴氏神社」のもう一つの論社である北野天満宮境内社の「伴氏社」も論拠としては弱く、他に論社となりそうな神社も見当たりません。
当社で大伴氏の神を祀っていたのかは不明ですが、現在では大伴氏の神と共に「住吉三神」を祀っています。社伝によれば、住吉三神が祀られるようになったのはかつて当地を領有した徳大寺家が和歌の神として勧請したからとしています。現在のように住吉神と大伴氏の祖神が合祀されたのは昭和十七年(1942年)になってからのことです。
大伴氏の神社というのもやや珍しいですが、京都において境内の整えられた住吉神社も珍しく、その意味で貴重な一社と言えるかもしれません。
当社は当地に移転してきた「大伴氏」が祖神を祀ったとされています。大伴氏は物部氏と共に古代において軍事を司った有力氏族で、高皇産霊尊の子(もしくは五世孫)の「天押日命」、またその後裔の「道臣命」を祖としています。
『日本書紀』の天孫降臨の段では「天忍日命」は瓊々杵尊の先払いをしたとあり、また神武東征の段では「道臣命」は先導を務めたことが記されています。このことからも大伴氏の軍事氏族としての性格が表れています。
大伴氏の本拠地は摂津国・河内国であり、特に河内国志紀郡(大阪府藤井寺市林)には大伴氏の氏神である「伴林氏神社」が鎮座しています。そのような大伴氏が当地に居を構えた事情は『続日本後紀』に記されてあり、承和元年(834年)正月、葛野郡上林郷地方一町を伴宿祢等に賜り氏神を祀るところとするとあります。この時に祀った氏神が式内社「伴氏神社」だったと考えられます。
ただし、式内社「伴氏神社」は中世以降所在不明となりました。江戸時代中期に「伴氏神社」を当社に比定する説が現れましたが、当社が伴氏神社・大伴神社などと呼ばれたことはなく、その論拠ははっきりしません。また、当地は『倭名類聚抄』に見える「上林郷」でなく「綿代郷」だったとする説があり、先の大伴氏が上林郷の土地を与えられ氏神を祀った記事と矛盾することになります。
とはいえ式内社「伴氏神社」のもう一つの論社である北野天満宮境内社の「伴氏社」も論拠としては弱く、他に論社となりそうな神社も見当たりません。
当社で大伴氏の神を祀っていたのかは不明ですが、現在では大伴氏の神と共に「住吉三神」を祀っています。社伝によれば、住吉三神が祀られるようになったのはかつて当地を領有した徳大寺家が和歌の神として勧請したからとしています。現在のように住吉神と大伴氏の祖神が合祀されたのは昭和十七年(1942年)になってからのことです。
大伴氏の神社というのもやや珍しいですが、京都において境内の整えられた住吉神社も珍しく、その意味で貴重な一社と言えるかもしれません。
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