西園寺のお参りの記録(1回目)
京都府鞍馬口駅

少し南へ歩くと西園寺様が見えます｡

西園寺様は浄土宗のお寺様です｡

1224年に藤原公経が衣笠山の麓に苑池を造り
その周りに寝殿や御本堂などを建てて西園寺と
したのが始まりです｡
以降 公経の子孫は｢西園寺｣を名乗るようになります｡

公経は源頼朝の娘を娶ることで京都御所で
鎌倉幕府との連絡役として絶大な権力を築き上げ
｢北山第｣を造営します｡これが先ほどの｢西園寺｣に
あたります｡
建武の新政で後醍醐天皇の御世になり失脚した
公経の子孫である公宗は最後の執権北条高時の
弟の泰時と後醍醐天皇の暗殺を企みますが
失敗に終わります｡
以降 ｢北山第｣も荒廃しますが､室町幕府3代将軍の
義満より西園寺家に河内の国にあった義満の所領との
交換の提案があり成立します｡
｢北山第｣義満の没後に鹿苑寺様となります｡
その際に寺院としての西園寺様は現在地に
移転されています｡

この日は剪定？の業者の方が来られていたので
邪魔にならぬようにお参りさせていただきました｡
西園寺公望 揮毫の扁額もしっかり拝見させて
いただきました(´▽｀)