しちじょうえんまどう(しょうぼうじしちじょうべついん)|真言宗東寺派
七条えんま堂(正法寺七条別院)の編集履歴
名前
七条えんま堂(正法寺七条別院)
編集前:正法寺七条別院
ふりがな
しちじょうえんまどう(しょうぼうじしちじょうべついん)
編集前:しょうぼうじしちじょうべついん
ご由緒
かつては北向山十王堂と称していたが、現在は西京区正法寺(真言宗東寺派)の七条別院となっている。堂内に本尊として木造不動明王立像を祀り、その左右に小ぶりな木造十王坐像十一躯を安置している。
十王像は、構造などの違いから、鎌倉時代から室町時代に作られた複数の十王像の残存像を後世に寄せ集めたと推測される。像高が最も大きい鎌倉時代の像(閻魔王、像高44センチ、一木造り、彫眼)を筆頭に、南北朝時代の像一躯(寄木造り、彫眼)、室町前期の像六躯(寄木造り、彫眼・玉眼)、室町中期の像一躯(寄木造り、彫眼)、室町後期の像二躯(一木造り、彫眼)からなり、すべて中世に作られた十王像十一躯が伝存している点は貴重である。
当堂に伝来した宝暦3年(1753年)の「十王堂記」によると、寛永2年(1625年)にはすでにこの地に前身となる十王堂が存在していたことが知られており、『京羽二重大全』「閻魔王像」の項に記される「十王堂 西七条村」が、当堂を示す可能性がある。
京都市
編集前:かつては北向山十王堂と称していたが、現在は西京区正法寺(真言宗東寺派)の七条別院となっている。堂内に本尊として木造不動明王立像を祀り、その左右に小ぶりな木造十王坐像十一躯を安置している。
十王像は、構造などの違いから、鎌倉時代から室町時代に作られた複数の十王像の残存像を後世に寄せ集めたと推測される。像高が最も大きい鎌倉時代の像(閻魔王、像高44センチ、一木造り、彫眼)を筆頭に、南北朝時代の像一躯(寄木造り、彫眼)、室町前期の像六躯(寄木造り、彫眼・玉眼)、室町中期の像一躯(寄木造り、彫眼)、室町後期の像二躯(一木造り、彫眼)からなり、すべて中世に作られた十王像十一躯が伝存している点は貴重である。
当堂に伝来した宝暦3年(1753年)の「十王堂記」によると、寛永2年(1625年)にはすでにこの地に前身となる十王堂が存在していたことが知られており、『京羽二重大全』「閻魔王像」の項に記される「十王堂 西七条村」が、当堂を示す可能性がある。
京都市
アクセス
JR西大路駅より徒歩14分
市バス 西大路七条から徒歩3分
編集前:JR西大路駅より徒歩14分
市バス 西大路七条から徒歩3分
行事
念頭会 大晦日〜元旦
不動護摩法要 毎月28日
お精霊お迎え 8月お盆
地蔵盆 8月下旬
編集前:念頭会 大晦日〜元旦
不動護摩法要 毎月28日
お精霊お迎え 8月お盆
地蔵盆 8月下旬