薬師院法傳寺のお参りの記録(1回目)
京都府中書島駅

京都アーカイブス　28 平成30年4月参拝。

京阪線「中書島駅」より市バス「下鳥羽」バス停徒歩1分。浄土宗寺院。ご本尊は薬師如来です。

淀へと続く鳥羽街道の鴨川と桂川が合流する地点の場所にあります。
726年行基を開基として、聖武天皇が諸病平癒のために勅願所として薬師如来を安置したことが始まりです。
江戸時代には本末制度により、浄土宗寺院の中本山として栄えました。
この時に本格的に使用されていた念仏に木魚を使ったスタイルを浄土宗寺院で初めて行われました。

幕末の1863年1月3日の薩摩・長州を中心とした新政府軍と旧政府軍による「戊辰戦争」の最初の戦いである「鳥羽・伏見の戦い」が行われました。
当地は、東軍（旧幕府軍）の中心の場となりました。
その際、負傷者を地元下鳥羽の民衆が手当てをした場所になっています。

特別公開では、旧幕府軍が使用した太刀や槍、短銃をはじめ、本堂内にできた大砲の跡が残っていました。

通常は非公開で御朱印も特別公開時のみだそうです。