たまふさいなりだいみょうじん
玉房稲荷大明神のお参りの記録一覧
京都市上京区にある神社です。
JR円町駅を中心にお参りしていて法輪寺(だるま寺)の近くでお見掛けしました。
境内はなく 住宅と住宅の間にちょこっとある感じです。
もともとこの地には、かつて神仏習合の五ノ保社(満願寺)があったそうです。
ご祭神は 相殿の五ノ保天満宮に菅原道真 玉房稲荷社に倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀っています。
ネットで歴史を調べました。
平安時代903年 太宰府に左遷された菅原道真が亡くなる。
その後 道真に同行し 後に帰京した人々が道真を祀る七保という7つの御供所(北野御供所)を置く。
一ノ保社(安楽寺) 二ノ保社 三ノ保社(長宝寺) 四ノ保社(新長谷寺) 五ノ保社(満願寺) 六ノ保社(阿弥陀寺) 七ノ保社があり 右京一条から三条界隈に設けられた。
その五ノ保社にあたるわけですね。
正面鳥居
神額
本殿 五ノ保天満宮と玉房稲荷社の相殿
菅原道真逝去後、その家臣たちは菅公様の遺言に従って「お牛様の示した場所」(太宰府)に弔った後、せめて形見だけでも、と、ご自身の作である菅公像を京の都に持ち帰り、北野の地にて奉納した。
その後、家臣たちは北野天満宮の南側に移り住み、その七ヶ所に菅公様を奉るための「御供七保社」と呼ばれる社を建立した。
(寺として奉っていたものもあったらしい)
しかして時代は変わり、明治に入り廃仏毀釈や神仏分離令などによりこれらは本社である北野天満宮に統合。
最初の地である「一ノ保」を除くほぼ全てが廃寺・廃社となった。
ここはそのうちの一つ「五ノ保社」跡地。
現在は地域を守るお稲荷様として玉房稲荷が奉られている。
時代は変わり、現在は地域のお稲荷様。
わずかばかりだが、ちゃんと「五ノ保」であることが確認できる。
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