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神泉苑ではいただけません
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しんせんえん

神泉苑のお参りの記録(1回目)
京都府二条城前駅

投稿日:2018年10月22日(月)
参拝:2018年10月吉日
京都駅から北へ約4キロ、二条通りの最西端には徳川家と縁深い二条城があります。
徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜公による大政奉還の舞台として聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
二条城は世界遺産にも登録されており、連日多くの観光客で賑わっています。

実は、二条城のすぐ近くに花見発祥の地があるらしい。
そんな話を聞いたので、花見のシーズンとはかけ離れているのですが、ふらっと立ち寄ってみました。

名前は神泉苑といい、南側の通りをはさんだ位置にあります。
二条城の敷地と比べるまでもない、小さいお庭です。
5分もあれば敷地内を十分見て回ることができます。
鯉がのびのびと池を泳いでおり、落ち着いたのんびりとした雰囲気を味わえるので散歩先にオススメです(笑)。

また、いろいろと調べてみるとこの神泉苑、大変面白い場所でした。
聞きかじった程度ですが、いくつか紹介したいと思います。

1. 花見発祥の地
2. 祇園祭の始まり
3. 龍神が棲んでいる池
4. 毎年向きが変わる祠


1. 花見発祥の地
今でこそ花見と言えば桜ですが、奈良時代には梅が主流。
万葉集には、桜よりも梅を題材にした歌の方が多いそうです。
そんな中、812年に天皇によって開かれた「花宴の節」が日本最古の桜の花見と言われています。

2. 祇園祭の始まり
平安時代に疫病が流行した際、神泉苑で初の御霊会(ごりょうえ)が行われました。
御霊会とは疫神や亡くなった方の霊魂を鎮めるための儀式です。
その際に、鉾を立てて厄払いをしたことが祇園祭の起源なのだとか。

3. 龍神が棲んでいる池
日本史で必ず名前が出てくる弘法大師。
日本各地にさまざまな伝説が残っていますが、特に有名な雨乞いの祈祷の舞台が神泉苑になります。
その際にインドの無熱池から善女竜王という龍神を呼び寄せて雨を降らせたという。
以降その龍神がお住みになっているとか。
鯉とは仲良くやれているのでしょうか?

4. 毎年向きが変わる祠
神泉苑では歳徳神(としとくじん)を祀った恵方社というお社があります。
歳徳神というのは、陰陽道で年ごとの運勢を司っている神様で、いらっしゃる方角を恵方と言います。
恵方巻きをイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、恵方は毎年変わります。
それに合わせて恵方社も毎年動かし、社の方向を変えるのだそうです。

※現地の説明書きやホームページ(http://www.shinsenen.org/kaisetu.html)の情報を元に書きました。


花見や祇園祭といったらかなり有名なのに、この神泉苑を知るまでは起源について知る由もありませんでした。
京都は、何となく訪ねてみたのに実は由緒のある場所だったということが頻繁にあって非常に歩いていて楽しい場所です。
もし、二条城の近くに行くということがあれば、すぐ近くなのでぜひ立ち寄ってみてください。
神泉苑の鳥居
境内の南側にある鳥居。
神泉苑の庭園
法成橋、勾配が少し急ですが雰囲気がいいです。
神泉苑の建物その他
善女竜王社。
神泉苑の庭園
池に浮かぶ屋形船。
神泉苑の末社
恵方社。今年は確か南南東。

すてき

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