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命婦稲荷社ではいただけません
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みょうぶいなりしゃ

命婦稲荷社のお参りの記録(1回目)
京都府五条(京都市営)駅

投稿日:2019年08月17日(土)
参拝:2019年8月吉日
京都四条烏丸から南東へ進んだ先、住宅地にある。通称である「金輪の井戸」で検索すると色々でてくる。

京都ならではの狭い路地裏から共用の通路を行った先にあり、門扉はあくまでも住宅のもの。

仏教では故人を仏様とするように、神道では故人を神様として弔う。過去にはこのように故人を奉る稲荷社が多数存在したのだが、その殆どは明治の廃仏毀釈によって廃社となった。
ただし呪いや怨念にまつわるものだけは管理者や地域住民の嘆願により、そのいくつかは例外として廃社をまぬがれた。ここもその一つである。

ここは呪いの藁人形の元となった(※)鬼女「宇治の橋姫」の住居跡、または最後を迎えた地とされており、それを弔うための呪い封じの社である。
「金輪」とは囲炉裏に鍋などを置くための道具なのだが橋姫はこれを頭に冠して蝋燭立てとしたとされている。

女の側から誘うのがご法度だった時代、惚れていた男が他の女と結婚したことにショックを受け、貴船の大神(水の神様)に相談したところ、宇治橋のたもとに一週間篭もりなさいと神託を受けた姫。(貴船大神としては頭を冷やせの意味だったのだろうが)積もり積もった恨み辛みでそこで鬼女と化し、京の都で猛威を奮った。その結末は諸説あるらしいが、そういう由来もありこの社では縁切りの利益があるとされているものの、あくまでも呪いの類であり、惚れた腫れたの恨み辛みが古今脈々と残り続いているということでもある。

そういう事情のある社であること、現在はあくまでも個人の敷地内であること、有名にしてフィーバー!やっほい!という手合とは真逆の存在であり、肝試し云々等の悪戯や冷やかしで来てもらっては困る、という理由もあり、あえて目立たせないようにしている。
ここはあくまでも鎮魂のための場である。
 
※:俗に言う「丑の刻参り」は貴船大神が貴船の地に来られた時刻に合わせてお祈りする正式な神事であり、いわゆる呪いの類と混同するのは失礼に当たるので注意すること。
命婦稲荷社の周辺
入口。あくまでも個人の敷地であり、上には表札がある。
命婦稲荷社の本殿
「命婦稲荷」。あくまでも呪いを鎮めるための社。
命婦稲荷社の建物その他
「金輪の井戸」。ご由緒書きを頂いていける。

すてき

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