宇賀神社のお参りの記録(1回目)
神奈川県藤沢駅

時宗総本山である清浄光寺（遊行寺）の境内社で、祀られる宇賀弁財天は徳川氏の祖とされる有親の守り本尊と伝わる。
有親は遊行十二代尊観上人の弟子となり、名を徳阿弥、長男の親氏は長阿弥と改めた。そして次男泰親が独阿弥となり、三河国大浜の称名寺に移るとき、遊行寺に宇賀神社を奉納した。
長阿弥はのちに三河国松平の酒井家の養子となり、独阿弥は松平家の養子となり、その子、竹若丸は松平を、次男竹松は徳川信光と称した。これが徳川家の祖先といわれる由縁である。（諸説あり）