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くまのじんじゃ

熊野神社のお参りの記録(3回目)
神奈川県京急長沢駅

投稿日:2025年08月04日(月) 18時47分43秒
参拝:2022年9月吉日
手水舎といっても、神社や仏閣によってその形式はさまざまで、なかなか興味深いものがある。多くの場所では、従来どおり柄杓で水をすくう方式が採られているが、コロナ禍を経て、柄杓を廃止し、直接手で水を受けるようになったところも増えてきた。

また、水盤に水をためず、必要な分だけ蛇口から流す方式をとる神社もある。これは比較的参拝者の少ない場所に多く見られる印象で、カラスなどの野鳥が水を飲みに来るのを防ぐという目的もあるのかもしれない。

見た目に清涼感のある「花手水」は、その華やかさゆえに人気だが、残念ながら私がよく参拝する神社ではそのようなオシャレにはなかなかお目にかかれない。

一方で、センサー式のものも存在し、手や柄杓を近づけると自動で水が出るものや、間断なく水が流れ続けているタイプもあり、その多様さには目を見張るものがある。

さて、この日参拝した神奈川県横須賀市長沢に鎮座する熊野神社では、蛇口式が採用されており蛇口を捻って柄杓に水をため、水鉢は空のままだった。これは比較的よく見かける光景だろう。しかし、そこに特徴的な点がひとつあった――手拭いが備え付けられていたのである。

手水舎での作法において、手拭き用の布を持参することは当然のマナーであり、議論の余地はないと思っている。それでも、こうした備え付けの手拭いを用意してくれている神社関係者の心遣いを無にしたくないという気持ちから、あえて自分のものではなく、用意された手拭いで濡れた手を拭くことにしている。

もちろん、共有の手拭いを使いたくないという人の気持ちもよくわかるし、それはそれで尊重されるべきだろう。ただ私は、神社の側からのささやかな心遣いを、行動で受け止めたいと思うだけなのだ。

ちなみに、こうした手拭いの多くには、祭礼などの際に使われたであろう地域独自の印刷が施されており、思いがけず土地の風土や文化を感じさせてくれることもある。
熊野神社(神奈川県)

すてき

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