むりょうこうじ|時宗|当麻山
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相模原市南区当麻にある時宗の寺院です。
現在、時宗の総本山は藤沢にある清浄光寺(遊行寺)ですが、かつては当寺が総本山でした。
鎌倉時代、時宗の開祖である一遍上人が金光院という庵を結んで修行に励み、後に弟子の真教上人が無量光寺を開き、師の遺骨を奉じ、その晩年の15年間を隠退独住して、時衆や結縁の人々の教戒に努め、教団の発展を遂げさせた時宗史上重要な寺院になります。(※独住とは遊行をやめて1ヵ所に住むこと)
【はじまり】
弘長元年(1261)一遍上人は諸国遊行の旅の途中、依知の里の薬師堂に一夜の宿をとり一心に念佛を唱えていると、東の空が急に光り輝き妙見菩薩のお告げを受けます。
お告げに従い、相模川を渡り東北方の大樹の茂る『亀形峰(きぎょうほう)』と呼ばれる丘に登ると、妙見菩薩の祠を見つけます。上人はここに庵を結び『金光院』と名付け修行に励まれました。遊行上人ともいわれる一遍上人が、長期間にわたり何回も留まったのは当麻だけであるといいます。
【開基∶二祖 真教上人】
一遍上人の最初のお弟子で、12年間遊行を共にされました。一遍上人がお亡くなりになった後、教えを相続してほしいという声にこたえ、遊行の法燈を継承し実質的に教団を築かれ、各地を遊行し布教を重ねられました。
その後、弟子の『智得』に遊行を相続すると、当麻に居住し無量光寺を創建されました。宗祖の分骨を埋骨し、時宗教団の本拠地とし念佛の根本道場として、亡くなるまで教化に努められたといいます。
(ちなみに真教上人は、荒れ果てた平将門公の首塚を修復、供養をして蓮阿弥陀仏という法号を与え、さらに将門の霊を近くの神社に合祀し神田明神とした人物でもあります。)
【遊行寺の創建】
2世真教上人が当麻山で亡くなると、中国地方を遊行していた3世智得上人は『呑海(どんかい)』に遊行を相続して当麻山に帰りましたが、入寺からわずか1年で亡くなられてしまいます。
呑海上人が遊行から戻り、法燈を継ぐため当麻山に入ろうとしましたが、執権北条高時の支持を得た『真光』がすでに相続しており果たせませんでした。
当麻山には真光上人がいるため、呑海上人は他に独住できる地を探さなければなりません。そこで兄の俣野景平の援助により、藤沢にあった廃寺の極楽寺を清浄光寺として再興しました。
【無量光寺と遊行寺の確執】
2世真教上人が亡くなった後、当麻山では智得上人に対する謀反が起こっていたと思われ、智得上人が呑海上人に宛てた手紙には以下のような内容が記されているといいます。
『この寺を渡そうとしない者がある。その者は遊行上人の地位も望んでいて、さらに幕府の要人が後ろ盾についているのでどうしようもできない。仏のお計らいとして諦める』
この者とは当麻山を継いだ真光上人、後ろ盾とは北条一門の大仏貞直(おさらぎさだなお)だといいます。
一方、真光上人は、智得上人亡き後、呑海がすぐに当麻に帰山しなかったため、教団の中心的存在がいない状態が長く続くのは教団の経営上不都合であるとのこと、それに加えて北条高時の命もあり継いだのだといいます。
呑海は北条一門の後援に配慮して真光の当麻住持は認めても、遊行聖を称することは認めなかったといいます。
どちらが正しいことを言っているのか、真相はわかりかねますが…🤔
このことから無量光寺と遊行寺の対立関係が始まったのは確かです。
【無量光寺と遊行寺のその後】
元弘3年(1333)真光上人が没し、その直後に鎌倉幕府が滅亡すると、幕府から帰依を受けた無量光寺は一時衰退しました。
戦国時代になると、遊行寺は三浦道寸と通じ反後北条氏の態度をとったため兵火に遭い焼失。再興を許されませんでした。
対して、無量光寺は後北条氏の保護を受け宿とともに栄え南関東を中心に勢力を誇りました。しかし、天正18年小田原征伐により後北条氏が滅亡すると、度重なる火災のため再び不振となりました。
遊行寺が再興できたのは江戸時代の慶長12年(1607)。明治5年遊行寺は総本山に。無量光寺は大本山として多くの末寺を擁していました。
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原当麻駅から徒歩20分、圏央道相模原愛川インター出てすぐにあります。旧大本山だけあって境内はとても広いです。自然豊かで、特に紅葉の時期に来るのが良さそうだなと思いました。縁起には妙見菩薩様が、開基の真教上人は平将門公とのご縁があったりして、個人的にもご縁を感じました。
6月に遊行寺をお参りした際に、総本山なのにどうして一遍上人の開山じゃないのか?しかも4代目?と気になりましたが、こんな事情があったんですね。執着、権力争い…今も仲悪いのかなぁ?😓一遍上人が寺院を建立することも教団を創立することも望まなかったのは、こういうことを見越していたのかもしれません。
(参考・参照)
・無量光寺ホームページ
・遊行寺ホームページ
・遊行寺∶中世の時宗総本山(藤沢文庫;1)
・相模原の歴史と文化∶座間美都治論文集
・かながわの景勝
・多摩の古道と伝説
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