くわしほこじんじゃ
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精矛神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2023年03月20日(月)
参拝:2023年1月吉日
【大隅國 古社巡り】
精矛神社(くわしほこ~)は、鹿児島県姶良市加治木町日木山にある神社。旧社格は県社。祭神は精矛厳健雄命(くわしほこいずたけを:島津義弘公)。
創建は明治時代の1869年、祭神である島津義弘公が晩年を過ごした加治木館の場所(現鹿児島県立加治木高等学校および柁城小学校の敷地)に社殿が造営され、神号から「精矛神社」と命名されたことに始まる。大正時代の1918年に祭神の没後300年にあたり、現在地に造営遷座された。
当社は、JR日豊本線・加治木駅の北東500mの小山の麓、日木山川の東岸にある。傾斜があまりない広々とした境内は木々が少なめで明るく、社殿の背後の鬱蒼とした森とのコントラストが著しい。少し高い場所にある社殿は、様式は古いながらも大きく豪壮な造りで非常に立派。大きな境内社として本社と少し離れたところに稲荷神社があるが、二つを繋ぐ通路が「義弘公ゆかりの小径」になっていて、当地に伝わる義弘公ゆかりの事例や習わしについての説明が点々と設けてある。当地の歴史に興味がある人間からすると、これがなかなか楽しく、プチ・エンターテイメント小径になっている。
今回は、鹿児島県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、人里離れた街外れにあるにもかかわらず、家族連れや夫婦連れ、ツーリングのライダーなど、予想以上に多くの人が参拝に訪れていた。
境内南端入口の<一の鳥居>と<社号標>。
参道を進むと<二の鳥居>。公園の中を歩いているかのような参道。
参道右手にある<手水舎>。手水盤には島津家の家紋「丸に十字」。
このあと、軽く階段を登ると社殿に至る。
このあと、軽く階段を登ると社殿に至る。
<拝殿>全景。鹿児島県では、鮮やかな朱色を前面に押し出した社殿が多い感じがするが、当社の社殿は彩色はなく質素。ただ、躯体や屋根は堂々たるもので質実剛健といった感じ。築100年とのこと。
なお、この社殿は、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』のロケ地になったんだとか。
なお、この社殿は、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』のロケ地になったんだとか。
<拝殿>内部。風通しが良さそう。
拝殿から振り返って境内全景。広々として気持ちが良い。
拝殿に向かって左手にある<授与所>。御朱印はこちら。
拝殿後ろの<本殿>。覆屋ではなくむき出しの状態。
社殿の右手にある<御神木>。
御神木の近くにある<朝鮮から持ち帰った石臼と手洗鉢>。
椿窓寺の住職・鳳山和尚が文禄・慶長の役に陣僧として従軍した際に持ち帰ったものとのこと。
椿窓寺の住職・鳳山和尚が文禄・慶長の役に陣僧として従軍した際に持ち帰ったものとのこと。
御神木の近くにある<祖霊殿>。
社殿の左手離れたところに稲荷神社があるが、そこまでの小道は「義弘公ゆかりの小径」になっていて、義弘公の時代からの事例や風習が紹介されている。(o^―^o)
100mほど進むと現れる<精矛渋谷稲荷神社>。
瑞垣を入ってすぐ左側には小さな稲荷神社がある。
こちらが<精矛渋谷稲荷神社>。社殿の扉には島津家の「丸に十字」。
社殿前両側に立つ<狛狐>は珍しい木製で、赤いスカーフを纏って可愛らしい。
社殿前両側に立つ<狛狐>は珍しい木製で、赤いスカーフを纏って可愛らしい。
<精矛渋谷稲荷神社>の社殿の南側にある鳥居。
最後に、なかなか美しい造形の<社殿>。拝殿と本殿のバランスも絶妙に良い。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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