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須須神社金分宮ではいただけません
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すすじんじゃかなわけのみや

須須神社金分宮のお参りの記録(1回目)
石川県穴水駅

投稿日:2024年01月15日(月)
#須須神社 #金分宮

社殿が高座宮・金分宮の2棟ある。高座宮のご祭神はアマツヒコヒコホニニギの尊、ミホスズミの命。金分宮のご祭神はコノハナサクヤヒメの命。

#木花咲耶姫命

常陸国風土記に興味深い話がある。

祖神(おやがみ)が子供たちを訪ね、滞在したいと頼んだ。富士山の神は、「もうすぐ新嘗祭で、今は物忌みのため人との接触を絶っています。お泊めできません」とことわった。祖神は「私はお前の親だぞ、なぜ泊めぬ。お前の山は今後、一年中雪に閉ざされて誰も来なくなってしまえ」と呪った。筑波山の神は、「今夜が新嘗祭ですが、あなたの頼みを拒もうはずがありません」と言って応じた。祖神は「お前の山にはいつでも人が来て、楽しい催しが絶えないだろう」と祝福したと。

公知の通り、実際にはそうならなかった。どちらの山も、迎える登山客の数は日本有数だ。問題はそこじゃない。
親の願いをバッサリ却下する富士山の神といい、だからといって我が子を呪う祖神といい、サクヤヒメの命やオオヤマツミの神とはずいぶんキャラクターが違うと思う。
神話だから「真実は」なんて分かりっこない。ただ、この話を伝えた人や書き留めた人が、彼らをサクヤヒメの命たちだと認識していたかどうかは気になる。

ちなみにこの説話、備後国風土記逸文にある蘇民将来の話と同じ類型らしい。
須須神社金分宮の御朱印

すてき

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