はせざんかんのんいん|高野山真言宗|長谷山
長谷山観音院のお参りの記録一覧(2ページ目)
#観音院
ご本尊は十一面観音。脇侍は雨宝童子とナンダ龍王。長谷山という山号が示すように、長谷寺(奈良県桜井市)と同じだ。
#難陀龍王
梵語でナンダ。真言は「ノウマク サマンダ・ボダナン ナンダヤ ソワカ」、種子はナやナー。八大龍王のリーダー。
長谷寺では雨宝童子と組んで十一面観音の左右に控えるが、同じく西国三十三所の醍醐寺(京都市伏見区)では、バツナンダ龍王と共にジュンテイ観音を持ち上げる。バツナンダ龍王はナンダ龍王の弟で、彼もまた八大龍王の一員。
胎蔵マンダラの外周を四角く取り巻く最外院(さいげいん)のうち、向かって右・左・下の辺のいずれも中央付近に計3度、姿を見せる。3回ともバツナンダ龍王と一緒だ。彼ら兄弟は胎蔵マンダラにそれぞれ3か所ずつも居場所があるのに、八大龍王のうち残る6尊は、胎蔵マンダラにも金剛界マンダラにも全く登場しない。
千手観音の眷属・二十八部衆にも名を連ねる。
二十八部衆に言及する経典は複数あって、メンバーの顔触れもまちまちらしい。密教大辞典は2通りの組み合わせを載せる。千手観音造次第法儀軌および仏像図彙という2つの書物の掲げるものだ。千手観音造次第法儀軌はナンダ龍王に加え、バツナンダ龍王も二十八部衆に数える。仏像図彙はナンダ龍王とシャカラ龍王を挙げる。シャカラ龍王も八大龍王だ。多くの書籍で紹介されるのは仏像図彙の記述。
#観音院
ご本尊は十一面観音。脇侍は雨宝童子とナンダ龍王。長谷山という山号が示すように、長谷寺(奈良県桜井市)と同じだ。
#難陀龍王
ナンダ龍王にはバツナンダ龍王という弟がいる。
梵語でウパナンダ。これを音写して、跋難陀(ばつなんだ)龍王または烏波難陀(うばなんだ)龍王と表記する。
真言は「ノウマク サマンダ・ボダナン ウハナンダエイ ソワカ」、種子はウ。胎蔵マンダラに計3度、姿を見せるが、3回ともナンダ龍王と一緒だ。
長谷寺と同じく西国三十三所の醍醐寺(京都市伏見区)では、ナンダ龍王と共にジュンテイ観音を持ち上げる。
ナンダ龍王は八大龍王や、千手観音の眷属・二十八部衆に名を連ねる。バツナンダ龍王も同じく、これらに加わることがある。
八大龍王や二十八部衆に言及する書物は複数あって、メンバーの顔触れもまちまちらしい。バツナンダ龍王は密教大辞典によれば、法華経では八大龍王の一員だが、陀羅尼集経という経典では呼ばれない。また千手観音造次第法儀軌では二十八部衆だが、仏像図彙だと数に入らない。ナンダ龍王はこれら4つの書物すべてに登場するそうだ。なお僕は原文を見ていない。
多くの書籍では、八大龍王は法華経の、二十八部衆は仏像図彙の説く組み合わせが紹介される。よってバツナンダ龍王は、八大龍王の1尊だが二十八部衆のメンバーからは外れる、というのが一般的な認識だと思う。
#観音院
参拝時は本堂に善女(ぜんにょ)龍王の仏画が懸かっていた。
#善女龍王 #清瀧権現
高野山の中門をくぐって壇上伽藍に入り、すぐ右手。蓮池という小さな池のほとりに、善女龍王社という祠がある。そこの主が善女龍王。江戸時代に初めて祀られたそうだ。
真言「オン メイギヤ シヤニエイ ソワカ」とある。多分これは彼女専用の真言ではなく、龍神一般に有効だと思う。真言陀羅尼という書籍によれば、龍神の真言は「ノウマク サンマンダ・ボダナン メイギャシャニエイ ソワカ」。
密教大辞典によれば、シャカラ龍王の三女。別名、清瀧(せいりょう)権現。孔雀経や請雨経の挙げるそれぞれ約180の龍王の中に彼女の名は無く、他の儀軌にも登場しないと。
唐の青龍寺に鎮守として招かれ、青龍寺という寺号も彼女に由来するとある。弘法大師が学んだのも青龍寺で、彼は帰国後、神護寺(京都市右京区)へ彼女を勧請した。また、荒波を越えてきたという意味でさんずいへんを付け、清瀧と改めた。数十年後、理源大師が彼女を、自ら開いた醍醐寺(京都市伏見区)へ移したと。確かに、醍醐寺には清瀧権現を祀る清瀧宮がある。あちらのHPによれば、醍醐寺の総鎮守。
ところで、善寳寺(山形県鶴岡市)によれば、あちらが戒道大龍女と呼んで祀る龍神は、シャカラ龍王の三女だそうだ。そうすると彼女は善女龍王のはずだが、不思議と明確な記述を見ない。
#観音院
ご本尊は十一面観音。今回の参拝時、雲中供養菩薩の御朱印を頂いたが、口頭で聞いた話だと観音院では祀っていないとのこと。
#雲中供養菩薩
公式インスタグラムで彼らの御朱印の記事を見るまで、僕はその名前を一度も聞いたことがなかった。本でも調べてみたが、僕がいつも当たる資料には軒並み載っていない。ネットで検索しても、平等院(京都府宇治市)鳳凰堂が所蔵する仏像に関する説明しか見つからず、どういう仏様なのかはおろか、他にも祀っている寺があるのかどうかさえ分からない始末。
平等院HPによれば、全部で52躰あって、楽器を演奏したり舞を舞っているとのこと。
とすると連想されるのは、アミダ二十五菩薩だ。アミダ如来が臨終の床にある者を迎えに来る時、音楽や舞を演じながら彼に従う25尊のボサツで、浄土宗や浄土真宗で重視される経典の1つ、観無量寿経に出てくるそうだ。メンバーは脇侍の観音菩薩と勢至菩薩を筆頭に、薬王菩薩、薬上菩薩、普賢菩薩、虚空蔵菩薩など。當麻寺(奈良県葛城市)奥院や西教寺(滋賀県大津市)で祀られている。
もちろん人数からして違うので、対応関係はないと思う、絶対。
金沢で一番の観光地「ひがし茶屋街」を歩いていると、なぜかトウモロコシが玄関に下げられているお店をたくさんみかけます。
その原因がこのお寺。
毎年夏、四万六千日法要の際にとうきびが配られ、これを玄関に下げておくと魔除けと商売繁盛のご利益があるのです。
古地図アプリ「古今金澤」で場所も確認できます
お堂のなかでは多くの仏様が開帳されます。夜はライトアップ的な感じになるらしい。
トウキビは午後には売り切れるので午前中にお参りするのが吉。尻尾が長い方がご利益があるらしい。
この日だけの限定御朱印
こんな風にトウキビを飾ります。
夏になると金沢の街中に、たくさんの住職手書きのチラシ?が貼られます。
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