愛宕神社のお参りの記録(1回目)
茨城県常陸太田駅

車を降りると同時に蚊の大群に囲まれ、顔の周りを黒い影が飛びかってきました。予想通りの展開で、車内で虫除けスプレーをタップリ塗りましたので､1カ所も刺されることは無くすみましたが、あの嫌な音に囲まれての参拝は､精神的に厳しかったですよ。
山頂の社は拝殿の真前に神楽殿が配置されていて、他にはないですね。本殿の彫刻が素晴らしく、震災で崩れかけているのが惜しい。
昔は市内の久米町にある常光院(寺号が愛宕寺）にあったそうですが､水戸藩主徳川光圀公の命で現在地に遷座したそうです。
参道のスタート地点にしめ縄がかけられた住宅があり、声を掛けて御朱印をいただきました。
神職様はご高齢のため社殿まで登れず、本殿が崩れたままであることに心を痛めておられました。
近くの小学校が廃校になるなど、過疎化が進んで減ってしまった氏子だけでは神社を守っていけるか不安だそうです。日本の現実的な問題に直面してしまいました。
神職のお体を気遣い、おいとましました。