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たやすじんじゃ

胎安神社のお参りの記録(1回目)
茨城県高浜駅

投稿日:2021年11月17日(水)
参拝:2020年11月吉日
胎安神社(たやす~)は、茨城県かすみがうら市西野寺にある神社。式内論社で、旧社格は村社。主祭神は木花開耶姫命、経津主命、彦火瓊瓊杵尊、彦火火出見命、配祀神は大山祇命。国内唯一の胎内安全の神を祀る神社。

社伝によると、奈良時代の763年、藤原政重銘の鏡を御神体として、主祭神に下総国の香取大神を祀り、相殿に山城国の梅宮神宮(京都の梅宮大社)の分霊を勧請して胎内安全の神として祀った。平安時代927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「常陸國 茨城郡 夷針神社 小」の論社とされ、他の論社としては、夷針神社(東茨城郡茨城町)、飯綱神社(笠間市・愛宕神社境内社)、足尾神社(石岡市)、子安神社(かすみがうら市東野寺)がある。1055年、源頼義、義家父子が奥州征伐の途上、義家が都にいる内室のために胎内安全安産を祈願し、1064年に戦勝の帰路、嫡男出産の日を祭日とし参拝したほか、源氏の家紋である笹竜胆の紋章の使用を許可した。江戸時代には、志筑領主・本堂氏、府中藩主・松平氏、土浦藩主・土屋氏が安産祈願に参拝した古文書がある。1771年に現在地に遷座、現在の社殿を造営。現在でも、各地で「胎安講」、「児安講」として婦人集会が行われ参拝に訪れているとのこと。

当社は、JR常磐線・石岡駅の南西3kmの畑や果樹園が広がる緩やかな丘陵地の住宅街の外れにある。当社と同じ「夷針神社」の論社である子安神社とは500mも離れておらず、由緒が似ているのも面白い。大通りの信号そばの鳥居から100mほど入ると民家がぽつぽつあって隋神門が現れるが、どこからどこまでが境内かは分からない。見て廻るエリアでいうと、やや大きめの村の鎮守サイズ。隋神門があることと、社名の由緒通り<子持ち松>があることが特徴。

今回は、常陸国の式内論社ということで参拝することに。参拝時は週末の午後、自分以外には誰も参拝者はいなかった。
胎安神社の山門
カーナビに従って向かうと、隋神門の横に到着。公道と境内の間に壁や境目がなく、オープンな雰囲気。
胎安神社の山門
<隋神門>全景。実はこの後ろにも参道があって、どこから始まっているか分からなかった。
胎安神社の本殿
隋神門をくぐったところから、社殿方向を望む。
胎安神社の手水
参道左側の、2本柱の簡素な<手水舎>。
胎安神社の本殿
<拝殿>遠景。大きな狛犬はまだ新しい感じ。
胎安神社の建物その他
参道左手の石碑類。石碑には<胎安神社 献詠歌>、石柱には<安産育子酒造祖神>と書かれている。
胎安神社の末社
参道左手の石製小祠群。ここまで数が多いと、かなり壮観!
胎安神社の末社
石製小祠群の手前にある<五社神社>。皇大神宮など5つの神社がまとめられている。
胎安神社の本殿
<拝殿>全景。派手さはないが、細かい彫刻がはいっている。
胎安神社の本殿
<拝殿>正面。扁額には<胎安大明神>の文字。
胎安神社の末社
<拝殿>内部。扁額には<胎安宮>とある。
胎安神社の本殿
拝殿後ろの<本殿>。覆屋で完全に覆われている形ではなく、屋根と柱のみなので内部が見える。
胎安神社の本殿
躯体が朱色に塗られた<本殿>。一間社流造かな。
胎安神社の末社
本殿近くの石製小祠群。
胎安神社の建物その他
本殿右側にある、御神木の<子持ち松>。明治時代に枯れたが、当時樹齢500年。「石(子)を抱いた珍しい松」として信仰を集め続けているとのこと。
胎安神社の建物その他
拝殿の右手にある<社務所>。御朱印はこちら。
胎安神社の本殿
社務所前で御朱印を待つ間に、拝殿正面を眺める。源氏から使用を許可された笹竜胆(ささりんどう)の紋章が光る。
胎安神社の建物その他
御朱印を拝受し駐車場に戻ると、綺麗に紅く色づいた樹木に目を引かれる。
胎安神社の御朱印
御朱印を拝受すると、宮司さんから御親切にも由緒書と栞と温かいお茶を渡された。
11月初旬、日も傾き始めた15:30ごろで、ちょっと寒さを感じる中、温かいお茶がめちゃくちゃ嬉しかった。感謝感激~♪ (o^―^o)
胎安神社の本殿
最後に、境内全景。
胎安神社の周辺
当社までの道のり。茨城県ならではの、ながーい一本道。(^▽^)/

すてき

御朱印

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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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