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佐志能神社のお参りの記録一覧
茨城県 石岡駅

惣一郎
惣一郎
2021年11月11日(木)
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佐志能神社(さしの~)(村上)茨城県石岡市村上にある神社。式内論社で、旧社格は無社格。主祭神は豊城入彦命と村上大神、配祀神は日本武尊と闇龗神(淤加美神;おかみのかみ)。佐志能神社(染谷)とともに龍神山に鎮座し、ともに闇龗神を祀ることから二社一対の関係とされる。

当社は、近年まで度々火災に遭ってきたため、創建年代および近世に至るまでの沿革は不詳(石岡市『石岡市の歴史と記憶』)。平安時代の『日本三大実録』には、885年に「村上神」の神階昇叙の記載がある。また、『新編常陸国誌』では村上神を村上佐志能神社に比定しているが、927年に編纂された『延喜式神名帳』には「常陸國 新治郡 佐志能神社 小」と記載があるため、当社はその論社とされている。他の論社としては、石岡市染谷、石岡市柿岡、笠間市笠間の3つの佐志能神社がある。なお、新治郡の所在を優先すると笠間市笠間の佐志能神社が有力ということになるが、石岡市のある茨城郡は新治郡に隣接していること、石岡市はかつての国府、総社の所在地であることなどから他の3社も否定できないとされてきた。

当社は、JR常磐線・石岡駅の北西5kmの龍神山(北峰)の東麓斜面にある。<常総風土記の丘>の北方1kmぐらいの位置で、アップダウンのある緑豊かな場所。住宅街の外れにあって、入口へのアプローチは民家の庭に入って行くような感覚。境内は広くはないが、あまり手入れがされていないようで、端的に言うと草ぼーぼー。入口から社殿まで斜面を登るが、距離は短いものの、足元には(何があるか、何がいるか分からないので)注意する必要がある。いわゆるサバイバル系参拝の典型。

今回は、常陸国の式内論社ということで参拝することに。参拝時は週末の昼ごろ、自分以外には人っ子一人見かけなかった。

※御朱印は、同じ石岡市内の金刀比羅神社で拝受できる。

佐志能神社の鳥居

境内南東端の入口から見た境内全景。ワイルド感満点。今まで神社を500社以上廻ったが、トップクラスのサバイバル系。

佐志能神社(茨城県)

境内入口の鳥居。小さくて大人がくぐるのは大変。

佐志能神社(茨城県)

参道にはちゃんと階段があるので、足元を確認しながら進む。

佐志能神社の建物その他

燈籠など石造りの物が点在している。

佐志能神社の末社

草むらの中に<境内社>を発見。

佐志能神社の建物その他

燈籠の裏の文字を見ると<宝暦三年>と見える。ということは1753年、江戸時代の中期。なるほど、歴史は感じ取ることができた。

佐志能神社の本殿

<拝殿>全景。瓦葺の拝殿全体を見ると、おそらく昭和期に再建されたものかと。

佐志能神社の建物その他

<拝殿>正面。<佐志能神社>と書かれた扁額は真新しい感じ。

佐志能神社の建物その他

拝殿の隣の建物。トタンと鉄板のシンプルな造り。かつては社務所として使ったのかな?

佐志能神社の鳥居

拝殿前から見た<境内>全景。素直に言うと、草ボーボー...(^_^;)

佐志能神社の手水

下って行く途中で発見した<手水盤>。

佐志能神社の自然

境内の樹木の中には、いい味を出している古巨木もある。

佐志能神社(茨城県)

境内への入口は、まるで人様の家の庭に入って行くみたいな感じ(Google Mapに出ているので、一応公道かと思われる)。

佐志能神社の周辺

当社近くの、典型的な茨城県の田舎道。バイクでツーリングに来ると、渋滞知らずで最高! (^▽^)/

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