吉祥寺のお参りの記録(1回目)
兵庫県国府駅

梵唱山　吉祥寺

～美術館✴伊藤清永画伯
　「飛天」「風神雷神」～

山号　　梵唱山　吉祥寺
宗派　　曹洞宗

豊臣秀吉ゆかりの寺。

文禄4年（1595年）小出秀政の嫡男小出吉政が有子山城（出石城）に入城。
小出秀政の妻は秀吉の母・大政所の妹であり、秀政公は秀吉の叔父にあたります。
吉祥禅寺は周辺に六ヵ寺の末寺を持つ中本山の禄高寺でしたが､ 明治維新のころ全焼しました。

裸婦像の名手として知られる洋画家の伊藤清永画伯（明治44年（1911年）〜平成3年（2001年））の生家で、吉祥寺の三男。
父親の反対を受けながらも、寺を継ぐことより絵画の道を選び、東京美術学校（現東京藝術大学）に入学されました。
平成元年（1989年）に本堂天井画「飛天」「風神雷神」を奉納。
戦後、復員後は暫く（昭和24年まで）兄巍典に代わり住職代理を勤められました。

出石町内町にはこちら伊藤清永記念館があります。


また、式内社石部神社の向かい側にあり、吉祥寺前の川辺はヒメボタルの生息地域でもあります。

・伊藤清永氏画の天井画
・仁王門
・裏庭の槙の古木
御住職：伊藤 雅典 禅師
副住職：伊藤 祐介 禅師


副住職にご案内頂き、
明るい色彩と柔らかな筆づかい、豊麗優美な女性像が印象的な清永画伯の絵画。
細く繊細な色線を無数に重ねて描く独特の表現技法。

御本堂に上げて頂き、お参りして天井を見上げると『風神雷神』が✴
御本堂の天井が高く、『天使の光に包まれて』
フランダースの犬の最期の天に召されるシーンが思い浮かび、不思議な感覚に陥るほど
素晴らしい天井画でした。

奥の一段高い御本尊の天井には『飛天』天女図。

庫裡には、画伯のお母様の肖像画も飾られてありました。
副住職さまがとてもお優しくご丁寧に説明下さり、なんと上品なお寺さま、本当に出石の素晴らしさを実感できた巡礼となりました。
ありがとうございました。またお参りさせてくたさい。


豊岡市出石町下谷25
駐車場有り（普通車10台）

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