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2021年12月31日(金) 10時43分 byさくら
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656-2121
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この日本の国で最初にできた小さな島、おのころ島 日本国発祥の地、すべての日本人の心の故郷、その小さな島の海岸の小さな社に、小さな神様がいました。 その小さな神様は村人にとても大切にされ、幸せな日々を送っていました。 小さな神様には、他の意地悪な神様や海からやってくる嵐からいつも守ってくれる龍がいました。 小さな神様と龍は仲睦まじくいつも一緒に暮らしていたのでした。 時は流れ、小さな島はたくさんの人で賑やかになり、小さな神様のことを忘れてしまう人が増えました。 小さな社はそれを守る人が減り、だんだんと朽ちていきました。 小さな社を守る人は減っていきましたが、それでも小さな神様には龍がいたので、寂しいと思ったことはありませんでした。 ある時、朽ちる小さな社を憂いた村人は思いました。 『こちらの神様をもっと大きな社に還したら、賑やかになって神様も寂しくなかろう』 そうとは知らぬ小さな神様はたまたま龍におつかいを命じました。 『龍よ、すまぬが葛城までつかいに出てはくれぬか。 そこは私のふるさとでな、忘れ物を取ってきてほしいのだ。今なら朝昇る太陽の方向にまっすぐ行けば、葛城に届く」 龍は小さな神様をいっときお守りできないことにちょっと不安になりましたが、神様のお頼みを断ることはできません。 『かしこまりました。お忘れ物を取ってすぐ帰ります。 しばしの間お持ちくださいませ』 春分の日、真東に昇る太陽に向かって龍は一目散に駆け出しました。 しかし、その日の午後に小さな社に村人がやってきます。 『神様、失礼いたします』 そういうと村人たちは丁寧に、神様の宿った御神体を小さな社から運び出し、そこから離れた大きく賑やかな社へと還し奉りました。 葛城で無事おつかいを終えた龍は、今度は西に沈む太陽に向かって、その日のうちに急いで小さな社をめがけて駆けだします。 日も沈みかけた薄暗い洞窟の小さな社に戻ってみれば、どことなく小さな社はさらに朽ちて見え、どこを探しても小さな神様の姿は見えません。 『神様、神様、どこですか、神様。おつかいを果たしてきました、神様』 中を探し回り、何度も龍は小さな神様に呼びかけました。 しかし小さな神様はもう、その社にはいませんでした。 小さな神様から龍に、返事がかえってくることはなかったのです。 それからというもの、きっと神様はいつか帰ってくると信じて、龍は今も神様のいなくなった小さな社で待っているのだといわれています。 そこで人間の根源をなす 信なくば立たず 帰ってくることの無い小さな神様を待っているけなげな龍、誠実な龍を信頼のシンボルとしてお祀りし、新たに信頼の神、安乎岩戸信龍神社として再興する事になりました。
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神戸淡路鳴門自動車道 津名一宮ICを出て県道88号と国道28号経由で車で約13分 洲本ICから国道28号経由道なりで約17分
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自由
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10台
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true
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なし
