不自作・不他作～夕焼け空が教えてくれること～

昨日は、空が美しい夕暮れでした。
言葉もいらず、ただ見つめていたくなる、そんな時間でした。
　
仏教には「不自作・不他作」という教えがあります。
これは、“物事は自分ひとりで作っているのでも、他人だけに作られるのでもない”という真理です。

空の色が、無数の要素がかさなり合って現れるように、
わたしたちの今日という日も、いろんな出来事や誰かの想いが重なって今ここにあります。

だからこそ、思い通りにならないことも、
想像以上に美しい結果も、すべてが“いのちの流れ”の中にあるものだと思います。

この空のように、ゆるやかに、そして確かに
すべてがつながり合っていることに、ふと気づかされました。