新年もよろしくお願いします。

熊谷　兼高さま
明けましておめでとうございます。
出来得るならば、本年も、ぜひともよろしくお願いいたしたいと存じます。

わたくし、1/9、義父母のお墓参りに行ってまいりました。
三が日、当地、朝は氷点下の日々が続いたのですが、1/9はふとんから、スッとでることが出来ました。
お墓参りは前日から決まっていたのですが、義父母はさらに後押しをしようとしたのでしょうか？（笑）
お墓は鎌ヶ谷市にありまして、ご存知かもしれませんが、野田からはゆっくり行って１時間弱で行ける場所です。
お墓は先日降った雪が、結構積もっておりました。
取り除こう、と思ってところで、なんと自分でもびっくりしましたが、己の手を雪の中に突っ込んでいました。
ホウキではまだるっこしい、スコップ等はない、その答えが自分の手でした！
なぜか不思議と雪は冷たくなく、さらにかじかむことがない。
自分でも不思議に思いました。
かじかむことなく、冷たくて感覚がなくなることもなく。
あぁ、こんなことってあるんだ⁈
って思いました。
わたくし、生前の義父母に対して冷淡でした（わたくしの連合いには、口が裂けても言えませんが。）　　わたくし、変にインテリ意識を持っていたことは間違いない。
いやらしい人間です
ここ数年、自分の両親、義父母に対して親不孝だったなぁ、っと後悔するばかり。
そのようなこと、わたくしの連合いにも言えず、ずっと悶々としておりました。
そのせい、といは言えませんが、固まりつつある雪に素手を突っ込んだ自分を、何か罪悪感からの行動かなと、理解しております。
自分の悪行への報い、と思うことは簡単なことですよね？
実際、そうかも知れませんが。
そうであっても構わないのですが、ご先祖様が今生に生きるものに仇なした、とわたくしは思いたくはないのです。
変な心霊番組ではないのですから。

とにかく、正月早々、間違いなく、一連の流れから、一時停止をして、自分を振り返ることになりました。
このようなわたくしですが、今年も、さしつかえなければ、交流をいただけたらありがたいです。

追伸～墓参の前日、わたくしの長女が夢で、義父母に墓参に来ない？と聞かれたそうです。
長女は当日、仕事で墓参不可であったのですが、ホント、不思議ですよね。
そういう夢を、わたくしも見てみたいと、正直思いました。　
日本人的でしょうか？

追伸２～昨年末より、五木寛之氏の「わたしの親鸞」を、つまみ読みしております。
真言信徒だから、そっちを読めよ、って言われそうですが、五木氏の「聖人像」はずっと気になっていたものですから、スミマセン。

弘法様、コメントありがとうございます。

こちらこそ、本年も何卒宜しくお願いします。

先日の義父母様のお墓参りお疲れ様でした。千葉県も東京に近いとは言え山間は寒く雪が積もる所も多いですよね。

雪が積もる中、お墓参りに行かれたんですね。それも、手でお墓に積もる雪を除かれたとのことで大変でしたね。私も、雪が降る日にお墓の掃除を経験したことがありますが寒さで手がかじかんだ経験が何度もあります。

お墓参りをされて、往生された、義父母様やそのご先祖様もお喜びになられていることと思います。

時折、葬儀の際に喪主の方やその親族の方に「生前にもっと親孝行しておけばよかった。」、「もっと両親と話をしておけばよかった。」などの後悔の念を聞く機会があります。

私は、後悔されている方に「生前にしっかりと両親と話をして親孝行をすることは重要なことです。しかし、必ずしもそれが出来ないこともあります。後悔されるお気持ちはお察しします。後悔されるのであれば、墓前や仏前に何度もお参りをしてご両親にたくさん語りかけてあげてください。親孝行は、生前にだけできるものではありません。ご両親に会えない現在でも、ご両親を思い墓前や仏前にお参りすることでも親孝行はできると思います。」とお答えしています。

それが、故人を最も偲ぶことに繋がると考えているからです。また、故人をしっかりと偲ぶ事で残された方の心の中にある後悔の念も少しづつ癒されていくと考えているからです。

弘法様が現在お感じになられているお気持ちもお墓参りをされることで癒されていくのではないかと思います。

それにしても、長女さんの夢のお話は不思議な話ですね。私の勝手な想像ですが、長女さんのお墓参りができなくて生じた後ろめたさがお亡くなりなられた義両親と長女さんを夢の中で繋いでくれたんじゃないかと思います。

五木寛之氏の「わたしの親鸞」は、私も読みたいなと思っていた本です。五木氏の考察は凄く深いので、著書を読むたびに感銘を受けています。弘法様も読まれた際は、よければ感想を教えていただければと思います。