けしょうやくし
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化粧薬師ではいただけません
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化粧薬師のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年03月20日(日)
参拝:2022年3月吉日
上野国府・蒼海城関連の史跡で1ヶ所行き忘れてた所があるのを思い出し、一度総社に戻りました。
総社神社からは北に1kmくらい離れてたので昼の徒歩探索時は行けず、改めて車で訪問。
小さな薬師堂ですが、御利益は縁切りで、しかも人身御供の伝承があるというオカルト好きにはたまらない陰惨な場所だったのでこれはぜひとも行かねば!とw
調べてみたところ、なんと御霊神社、徳蔵寺、観民稲荷神社などともちょっと関係のある場所だった!Σ( ̄□ ̄;)
御霊神社に祀られてる御霊の一柱 上毛野君田道について、蝦夷が復讐のため墓を荒らしたところ大蛇が現れて多数の蝦夷が殺されたというガグブルエピソードを紹介しましたが、実はこの上毛野君田道の墓と言われる蛇穴山古墳というのも比較的近くでした。
(総社神社から北に約2km。 ここは徳蔵寺の由来に出てきた光厳寺のすぐ近くなので、そちらに訪問する時に行ってみたいと思います)
さて、大蛇に化身して蝦夷から墓を守った上毛野君田道ですが、その後この地にあった風呂沼の主となり、沼の守り神となりました。
ところが長年大蛇の姿でいるうちにすっかり人間の本性をなくし、風呂沼から流れ出る風呂川を氾濫させて田畑を荒らしたりする魔物と化してしまいました。
困り果てた村人は、生娘を人身御供として大蛇に捧げるようになり、犠牲になった娘たちを供養するためこの地に薬師如来を立てました。
いつしか大蛇は死に沼もなくなりましたが、薬師如来は残り、娘の魂を慰めるため白粉と口紅で化粧を施して祀るようになり化粧薬師と呼ばれるようになりました。
しかし娘たちの無念はその後も残り、嫁入りでこの薬師堂の前を通ると必ず破談するようになってしまったそうです。
逆に縁切りを願う女が薬師如来に祈ると必ず願いが叶ったといわれ、いつしか病とも縁が切れるとも囁かれるようになり、特に眼病に霊験あらたかなお薬師様として信仰されるようになったそうです。
・・・なにが怖いって、普通こういう伝承は、旅の武士とか高僧とかが現れて魔物を倒してめでたしめでたしでハッピーエンドで終わるパターンが多いですが、ここの言い伝えにはそういうヒーローが全く出てこない((( ;゚Д゚)))
大蛇も自然死つーか単に寿命で死んだっぽいし・・・救いはないんですか!(つД`)
まぁそんなバッドエンドだったんで、縁切りという「負の御利益」になっちゃったんでしょうね(^^;
ちなみに少し前に行った観民稲荷神社もまさにこの大蛇が氾濫させた風呂川を鎮めるために建てられたそうですが・・・この風呂川、昔は流れが速いうえ、土手が粘土で滑って落ちると這い上がることができず、別名「人取り川」と呼ばれていたらしい!((( ;゚Д゚)))
人身御供や人柱が本当に行われていたのかはわかりませんが、おそらく犠牲になった人は多数いたと思われ、そんな恐ろしい川を大蛇に見立てたのがこの伝説の本質なんではないかと思います。
ちなみに当初はこれらの伝承や今日行った他の寺社との繋がりを全く知らず、あとで調べて何か点と線が次々と繋がったような気がしてちょっとゾクッときたΣ(´□`;)
やはり生け贄にされた娘たちの無念に引き寄せられたんでしょうか・・・
・・・まぁ私としては、生娘の怨念ならお持ち帰りしても全然オッケーですけどwww (*´Д`)
ここにはもう一つ「三大仏様」という石仏も本尊として祀られてます。
こちらは化粧薬師のような陰惨な伝承はなく、過去・現在・未来に渡り全ての人々が御仏の慈悲とご加護をいただいて現世と浄土で幸せに暮らせるようにと壮大な願いを込めて「南無自他法界平等利益」と刻まれた、ひたすらありがたい仏様(-人-)
さらに一万余の小石に法華経・華厳経・般若経を、一字一石に願いを込め墨書きしたものが塔の下に納められているとのこと!Σ(゚ロ゚;)
もともとは隣接する阿弥陀寺町という地域で信仰されてた石仏で道路整備に伴いこの地に移設されたそうですが・・・まるで化粧薬師とバランスを取ろうとするかのような地域の人の想いが伝わってきますね♪
総社神社からは北に1kmくらい離れてたので昼の徒歩探索時は行けず、改めて車で訪問。
小さな薬師堂ですが、御利益は縁切りで、しかも人身御供の伝承があるというオカルト好きにはたまらない陰惨な場所だったのでこれはぜひとも行かねば!とw
調べてみたところ、なんと御霊神社、徳蔵寺、観民稲荷神社などともちょっと関係のある場所だった!Σ( ̄□ ̄;)
御霊神社に祀られてる御霊の一柱 上毛野君田道について、蝦夷が復讐のため墓を荒らしたところ大蛇が現れて多数の蝦夷が殺されたというガグブルエピソードを紹介しましたが、実はこの上毛野君田道の墓と言われる蛇穴山古墳というのも比較的近くでした。
(総社神社から北に約2km。 ここは徳蔵寺の由来に出てきた光厳寺のすぐ近くなので、そちらに訪問する時に行ってみたいと思います)
さて、大蛇に化身して蝦夷から墓を守った上毛野君田道ですが、その後この地にあった風呂沼の主となり、沼の守り神となりました。
ところが長年大蛇の姿でいるうちにすっかり人間の本性をなくし、風呂沼から流れ出る風呂川を氾濫させて田畑を荒らしたりする魔物と化してしまいました。
困り果てた村人は、生娘を人身御供として大蛇に捧げるようになり、犠牲になった娘たちを供養するためこの地に薬師如来を立てました。
いつしか大蛇は死に沼もなくなりましたが、薬師如来は残り、娘の魂を慰めるため白粉と口紅で化粧を施して祀るようになり化粧薬師と呼ばれるようになりました。
しかし娘たちの無念はその後も残り、嫁入りでこの薬師堂の前を通ると必ず破談するようになってしまったそうです。
逆に縁切りを願う女が薬師如来に祈ると必ず願いが叶ったといわれ、いつしか病とも縁が切れるとも囁かれるようになり、特に眼病に霊験あらたかなお薬師様として信仰されるようになったそうです。
・・・なにが怖いって、普通こういう伝承は、旅の武士とか高僧とかが現れて魔物を倒してめでたしめでたしでハッピーエンドで終わるパターンが多いですが、ここの言い伝えにはそういうヒーローが全く出てこない((( ;゚Д゚)))
大蛇も自然死つーか単に寿命で死んだっぽいし・・・救いはないんですか!(つД`)
まぁそんなバッドエンドだったんで、縁切りという「負の御利益」になっちゃったんでしょうね(^^;
ちなみに少し前に行った観民稲荷神社もまさにこの大蛇が氾濫させた風呂川を鎮めるために建てられたそうですが・・・この風呂川、昔は流れが速いうえ、土手が粘土で滑って落ちると這い上がることができず、別名「人取り川」と呼ばれていたらしい!((( ;゚Д゚)))
人身御供や人柱が本当に行われていたのかはわかりませんが、おそらく犠牲になった人は多数いたと思われ、そんな恐ろしい川を大蛇に見立てたのがこの伝説の本質なんではないかと思います。
ちなみに当初はこれらの伝承や今日行った他の寺社との繋がりを全く知らず、あとで調べて何か点と線が次々と繋がったような気がしてちょっとゾクッときたΣ(´□`;)
やはり生け贄にされた娘たちの無念に引き寄せられたんでしょうか・・・
・・・まぁ私としては、生娘の怨念ならお持ち帰りしても全然オッケーですけどwww (*´Д`)
ここにはもう一つ「三大仏様」という石仏も本尊として祀られてます。
こちらは化粧薬師のような陰惨な伝承はなく、過去・現在・未来に渡り全ての人々が御仏の慈悲とご加護をいただいて現世と浄土で幸せに暮らせるようにと壮大な願いを込めて「南無自他法界平等利益」と刻まれた、ひたすらありがたい仏様(-人-)
さらに一万余の小石に法華経・華厳経・般若経を、一字一石に願いを込め墨書きしたものが塔の下に納められているとのこと!Σ(゚ロ゚;)
もともとは隣接する阿弥陀寺町という地域で信仰されてた石仏で道路整備に伴いこの地に移設されたそうですが・・・まるで化粧薬師とバランスを取ろうとするかのような地域の人の想いが伝わってきますね♪
玉垣に囲まれた小さなお堂
横にはわりと広めの墓地がありますがお寺はなし
この薬師堂が元々どこかのお寺の堂宇だったという伝承は全く出てこなかったので、墓地との関係は謎でした(゜゜;)
横にはわりと広めの墓地がありますがお寺はなし
この薬師堂が元々どこかのお寺の堂宇だったという伝承は全く出てこなかったので、墓地との関係は謎でした(゜゜;)
以前はポツンとお堂があるだけだったようですが、わりと最近整備されたようで、その際付近に散在した石仏もここに合祀したようです
やっぱ道祖神多いなこの辺・・・
ユニークな笠石の乗せられた石仏、祠、観音様
これが縁切りの化粧薬師(゜゜;)
周りに納められてる無数の小さい石仏や地蔵はなんだろう・・・いろいろ想像を掻き立てられます
周りに納められてる無数の小さい石仏や地蔵はなんだろう・・・いろいろ想像を掻き立てられます
地域の人に篤く守られてるようです
お賽銭入れるところがわからなかったので、とりあえず台の上に置いときました(^^;
お賽銭入れるところがわからなかったので、とりあえず台の上に置いときました(^^;
ここのもう一つの本尊 三大仏様
こういう怨霊ならお持ち帰り大歓迎w
いやむしろ取り憑いて(*´Д`)
いやむしろ取り憑いて(*´Д`)
すてき
投稿者のプロフィール
くし1450投稿
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