しもはだがわかんのんどう
下半田川観音堂のお参りの記録一覧
愛知県瀬戸市の定光寺を参拝したあと、同じ瀬戸市の下半田川町に在る下半田川観音堂へ行きました。(登録が無かったので登録しました。)
下半田川町の氏神である八釼神社境内に在る観音堂です。観音堂には十一面観音と阿弥陀如来が祀られていましたが、現在は観音堂の横に建てられた収蔵庫に安置されています。観音堂や仏像制作者、安置に至る経緯については不明です。
この十一面観音立像と阿弥陀如来立像は県指定文化財で下半田川文化財保存会が管理されており、瀬戸市文化課文化財係に連絡して、中を取り持って頂いて拝観させて頂く事が出来ました。
お堂があるのみのため事前にgoogleMAPで見てから伺いました。それでも通り過ぎてしまい、戻って案内板が立てられている所のスペースが駐車場の様でしたので停めさせて頂きました。
その横の農道の様な細い道を進むと石段があり、石段を上がると観音堂でした。自治会長さんとの約束時刻より早く着いたので(わざわざ私個人のために時間を割いて頂いているのですから、お待たせしない様に早く着くのが基本ですね。)、周りを散策していると車が上がってきました。どうも境内横のスペースが数台の駐車場の様です。挨拶を済ませて収蔵庫の鍵を開けて頂き、早速、入らせて頂きました。
2つの厨子が並んでいて、厨子の扉を開けて頂くと、左側に十一面観音立像、右側に阿弥陀如来立像です。十一面観音立像は、高さ約111cm、一木造り、衣文の彫りは浅めで11世紀頃の作と見られています。丸いお顔でおちょぽ口、少年の様で可愛らしいです。阿弥陀如来立像は高さ約98cm、一木造り、衣文の彫りは結構浅めで、十一面観音より100年位後に作られた12世紀頃の作と見られています。目尻が下がり、こちらもおちょぼ口、とても優しい感じです。
拝観料は特に必要が無いとの事でしたが、賽銭箱に気持ちで入れました。
この下半田川町には寺院が1つもなく、殆どの方が先の定光寺で法事等を行っているとの事でした。
御朱印は無いと思っていたのでお聞きしませんでしたが、後日ネットを見ていたら、城東西国三十三観音霊場らしく、御朱印はある様でした。(専用の納経帳に押印するのみかも?)
県道205号沿いに立てられた案内板
観音堂
収蔵庫
収蔵庫内
十一面観音立像(県指定)
阿弥陀如来立像(県指定)
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