いぬなきすいじん
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犬啼水神の編集履歴
2023年09月17日 09時59分
ご由緒
湧き出る水の上に安置された2体の水神(地蔵表記もあり)は犬啼谷から出土したものです。
1861年(万延2年)猛暑で時の藩主の青山幸哉も藩民の健康や疫病の流行を懸念していた矢先、
幸哉の奥方が病床に臥されてしまいました。
寺畑村の古田栄左衛門は日の差し込まない深い谷底に良質の水が豊富に湧く
犬啼谷で冬の間に氷を作り氷室で貯蔵していました。それを奥方に献上するとたちまち快方に向かいました。
幸哉はこの善行に銀5メを送って称え、犬啼谷に氷田んぼを築いて天然氷を作ることを奨励した
と伝えられています。
この氷田んぼはその後大正時代まで実際に使われていましたが、土砂崩れによって崩壊。
1955年(昭和30年)に郡上八幡の上水道の水源をこの犬啼谷の天然の湧水に求めて
貯水槽工事の作業をしていたところ土砂の中から2体の石像が出土しました。
これが現在祀られている犬啼水神です。いつの時代も変らぬ郡上八幡びとの水への感謝と奉賛の気持ちの表れとしてここに安置されたものです。
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