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きたごうわろうどうかんのん

北郷童堂観音の編集履歴
2023年05月17日(水)
福島県 内郷駅

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ダイコン
2023年05月17日 00時38分

ご由緒

【 内郷の童堂観音の由来と名前の由来 】
内郷の童堂観音は、高野作の市道から山頂に登った場所に建っています。
童堂観音のいわれは、子どもが砂で仏塔を作って遊んでいたことがきっかけとなって観音堂が建てられたことからきています。
また、「笑堂観音」という名前もあります。
これは、上荒川に「笑堂」と地名のつくところがあり、そこで山火事が発生したときに幣束が火焔の勢いに乗ってこの地に降りたために、笑堂の名前で祀られたとされています。
【 笑堂の伝説と修繕の困難 】
もう一つの伝説では、昔、ここのお堂を建てるときに各地から神人たちが集まり、一夜にして完成させたが、天井板の一枚を張り忘れてしまったとされています。
しかし、気がついたときには鶏鳴が聞こえたため、一同は失策を大笑いしながら立ち去ったとされています。
このことから笑堂という名前が付いたと伝えられています。
また、張り忘れた天井板を他のエ匠たちが補修しようと試みたが、板がそり返ったり釘が抜けたりして補修ができなかったという逸話も伝えられています。
【 火災と再建 】
昭和45年6月7日、観音堂は信者の捧げた線香から火災によって焼失してしまいました。
しかし、熱心な信者の手によって昭和47年12月にお堂が再建され、内郷の広木春政氏らが岩手県花巻市の仏師佐藤瑞圭師に造らせて寄進した白木造りの像高約70cmの十一面観音像も堂内に納まりました。
昭和52年に完成した鐘撞き堂では、誰でも自由に鐘を撞くことができ、磐城三十三所から集めた砂によるお砂踏み場もあります。

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