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つつこわけじんじゃ(やつき)

都々古別神社(八槻)の御由緒・歴史
福島県 近津駅

ご祭神《主》味耜高彦根命,《配》日本武尊
ご由緒

『延喜式神名帳』の陸奥国白河郡鎮座の「都々古別神社」の論社の一社。陸奥国江戸時代から、久慈川沿いに並んで鎮座する馬場都々古別神社・近津神社と合わせて「近津三社」と呼ばれているこの八槻都々古別神社は、そのうちの中之宮にあたります。伝承によると、日本武尊(やまとたけるのみこと)が八溝山にて苦戦を呈していた折、守護三神が現れ建鉾山より箭 (矢)を放ちました。その箭 (矢)が落ち着いた場所を「箭津幾(やつき)」とし都々古別神社を創建、勝利を祈願したと伝えられています。農耕を司る神が祀られており、毎年旧暦1月に奉納される能・狂言風の舞「御田植祭」は、五穀豊穣を祈る神事で、国指定の無形民俗文化財となっています。国の重要美術品に指定されている木造十一面観音立像や同鉢など、貴重な文化財が多く残されています。また参堂の左側には、夫婦のように寄り添って立つ杉があり、縁結びの杉として知られています。

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