この度、当寺は五六〇年を迎え、その記念事業の一環として、本堂天井の龍図を再現した御朱印に続き、古くから二本松に伝わる昔話を元にした「龍泉寺開山ものがたり 居蛇沼(いじゃぬま)の龍」の絵本を刊行する運びとなりました。
現在、過疎化や地方格差が全国的に問題となる中で、五六〇年という長い年月に渡り地域を繋いできた当寺の役割として、いま一度、地域の文化・歴史、そして素晴らしさを、子供達に伝えなくてはならないという思いに至ったからです。そのため文章も地域の方言を使いながら、小さなお子様にも飽きない長さ、また親しみやすい絵柄などの配慮をしました。
完成の折には、市内小学校に無料配布を予定しておりましたが、コロナウィルスの拡大により、残念ながら現在、配布予定は未定となっております。
首都圏では「緊急事態宣言」が発令され、福島県内でも外出自粛が要請されているいま、子供達も家から出る事、様々な施設で遊ぶ事が制限されております。ウイルス発生前より、子どもたちに対する虐待も増えているニュースも耳にし、また子供達の精神的ケアも必要となっていると思います。
自宅に籠もりきりの子ども達に、少しでも気分を晴らして貰いたく、この「絵本の朗読付きデジタル配信」を決めたしだいです。
https://youtu.be/zvp3l0wEKZw