ちんこくじ|真言宗御室派|屏風山
鎮國寺の編集履歴
ふりがな
ちんこくじ
ご由緒
弘法大師(空海)は、第16次遣唐使船で入唐の砌、大暴風雨に遭遇されました。この時危難を救わんが為、海の守護神宗像大神をはじめ諸仏菩薩に祈誓を込められたところ、浪間に不動明王が示現されました。右手に持たれる利剣で波を左右に切り払われると、荒れ狂う風波は瞬く間に静まり、無事唐土に着くことが出来たのです。
首都長安(西安)において、青龍寺の恵果阿闍梨から真言の秘法を授かり、大同元年(806)に帰朝された弘法大師は、まず宗像大社に礼参されました。その時、屏風山に瑞雲が棚引くのを観られ、奥の院岩窟において修法を始められたところ、「この地こそは鎮護国家の根本道場たるべき霊地」とのお告げをこうむり、一宇を建立し、屏風山鎮國寺と号されました。
「真言秘密の大法を伝え得たるは、危難をお救い下さった不動明王のお蔭に他ならず」と謹刻し祀られたのが、現在護摩堂に安置されている秘仏身代り不動明王立像です。国の重要文化財に指定されており、毎年4月28日に御開扉して柴灯護摩供(火渡り)を営みます。
また、宗像三柱の御本地仏として、大日如来、釈迦如来、薬師如来の三尊を刻み、本尊と定められました。
ご祭神/ご本尊
大日如来
波切不動明王(奥の院)
編集前:大日如来
駐車場
あり
御朱印
あり
御朱印帳
あり
参拝料
無
山号
屏風山
創立
大同元年(806年)
創始者/開山・開基
弘法大師
巡礼
九州西国霊場第31番札所
宗像四国東部霊場第74番札所
百八観音霊場第10番札所
九州三十三観音霊場第1番札所
九州三十六不動霊場第34番札所
九州八十八ヶ所百八霊場第88番札所
筑前国中三十三観音霊場第19番札所
西日本ぼけ封じ観音霊場第33番札所
九州八十八ヶ所百八霊場第108番札所(奥の院)
行事
◆新春初護摩供 元旦午前零時
二日・三日は午前中
◆初不動縁日 正月28日
◆星祭り 2月3日
◆花まつり 4月8日
◆柴燈大護摩供(火渡り) 4月28日
◆流水灌頂会 8月28日
◆水子地蔵・子安大師縁日 10月第第4日曜日
◆月例縁日 毎月27・28 日
文化財
本堂(市指定文化財)
如意輪観世音菩薩(県指定文化財)
釈迦如来(県指定文化財)
大日如来(県指定文化財)
薬師如来(県指定文化財)
阿弥陀如来(県指定文化財)
阿弥陀如来坐像板碑(県指定文化財)
秘仏 身代わり不動明王※伝弘法大師作。(国指定重要文化財)