網屋天神。
元々は漁師町だった網屋町の町人たちが漁師の安全祈願祭のために建立したもの。
境内には獲った鯨を供養するための「鯨之標」や、大師堂などあり、昔の地域信仰の面影を残している。
また、ここには「筥崎人形飾り」という慣習が残されており、毎年7月24・25日に各家の玄関先にお地蔵様に見立てた石(地蔵石)を据え、その周囲を浜の砂と土人形でちょっとした箱庭を制作。その後子供らが線香を持って家々を周る、というもの。元は戦の時代の戦没者供養として始められたが、後に子供たちの無病息災祈願へと変化。本来は筥崎全体で行われる大きな祭事だったらしいが現在ではここ、網屋町でしか行なわれなくなった。