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楽しみ方国廣神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2025年07月29日(火) 19時27分20秒
参拝:2017年6月吉日
國廣稲荷神社は、福岡県福岡市博多区中洲に鎮座しています。最寄り駅は福岡市営地下鉄空港線の中洲川端駅で、そこから歩いてわずか3分ほど。駅からのアクセスが非常に良く、観光や買い物のついでに立ち寄ることもできる立地です。周辺には櫛田神社や博多座、一蘭本店といった名所もあり、まさに福岡の文化や観光を代表するエリアの一角に位置しています(なお、博多座と一蘭本店には残念ながら立ち寄っておりません)。
この國廣稲荷神社は、九州でも屈指の歓楽街である中洲の真っただ中、賑わいを見せる飲食店やビルが立ち並ぶ一画にひっそりとたたずんでいます。まるで都市のざわめきの中にぽっかりと開いた静寂の空間であり、そこだけ時間の流れが少しだけ緩やかになっているかのようにも感じられました。両隣を高い建物に囲まれた細長い敷地に収まるように建っており、都会的な風景の中に不思議と調和しながら、そこに「あるべきもの」として静かに存在しているという印象です。
このお稲荷様は、商売繁盛を願う人々からの厚い信仰を集めているようで、特に中洲という場所柄、飲食業やサービス業に従事する方々の祈りを受け止める場として機能しているのではないかと想像されます。
地図アプリを頼りに歩を進めるとまず目に入るのは赤い鳥居。そこをくぐると、その先に朱色の千本鳥居が連なっています。いずれもそれほどまでに真新しいというわけではありませんが、色合いや形が整えられていて、日々の手入れがされていることがうかがえます。敷地の幅が狭いためか、それぞれの鳥居はやや縦に長く感じられ、一般的な稲荷神社の鳥居よりも背が高く見えるのが印象的でした。狭い空間に密集して並ぶその姿は、どこか神秘的でもあり、歩くごとに静けさが深まっていくような不思議な感覚を覚えました。
鳥居の並びの左右には、稲荷神社特有の赤地に白く文字が染め抜かれた幟が立てられています。奉納者の名前が一つ一つに記されており、その多くが中洲に拠点を持つ店舗や個人事業主と思われました。夜の街で働く人々が、この地に商売繁盛と無事を願って幟を奉納している光景が目に浮かび、その姿を想像すると、この神社が人々の暮らしにいかに密接に根付いているかを実感させられました。
千本鳥居を抜けると、奥には朱色の小さな祠が現れます。決して大きくはありませんが、その佇まいには簡素で清らかな美しさがあり、どこか気持ちがすっと整えられるような空気が漂っていました。社の周囲はよく掃き清められていて、地面にもごみひとつ落ちておらず、整然とした状態が保たれていることがひと目で分かります。きっと地域の方や関係者によって日々手入れがなされているのでしょう。長年にわたって信仰され続けてきたことが、この静かな祠の姿から伝わってきます。
都市の喧騒のなかに突然現れる、小さな神聖な空間。國廣稲荷神社は、そうした場の象徴のように思えました。
参拝を終えると、ふと小学校低学年の頃、「中洲産業大学」と耳にしたのを思い出しました。その中洲に自分が生まれて初めて立っているのが不思議で、いろいろな意味で言い得て妙だと感じました。
この國廣稲荷神社は、九州でも屈指の歓楽街である中洲の真っただ中、賑わいを見せる飲食店やビルが立ち並ぶ一画にひっそりとたたずんでいます。まるで都市のざわめきの中にぽっかりと開いた静寂の空間であり、そこだけ時間の流れが少しだけ緩やかになっているかのようにも感じられました。両隣を高い建物に囲まれた細長い敷地に収まるように建っており、都会的な風景の中に不思議と調和しながら、そこに「あるべきもの」として静かに存在しているという印象です。
このお稲荷様は、商売繁盛を願う人々からの厚い信仰を集めているようで、特に中洲という場所柄、飲食業やサービス業に従事する方々の祈りを受け止める場として機能しているのではないかと想像されます。
地図アプリを頼りに歩を進めるとまず目に入るのは赤い鳥居。そこをくぐると、その先に朱色の千本鳥居が連なっています。いずれもそれほどまでに真新しいというわけではありませんが、色合いや形が整えられていて、日々の手入れがされていることがうかがえます。敷地の幅が狭いためか、それぞれの鳥居はやや縦に長く感じられ、一般的な稲荷神社の鳥居よりも背が高く見えるのが印象的でした。狭い空間に密集して並ぶその姿は、どこか神秘的でもあり、歩くごとに静けさが深まっていくような不思議な感覚を覚えました。
鳥居の並びの左右には、稲荷神社特有の赤地に白く文字が染め抜かれた幟が立てられています。奉納者の名前が一つ一つに記されており、その多くが中洲に拠点を持つ店舗や個人事業主と思われました。夜の街で働く人々が、この地に商売繁盛と無事を願って幟を奉納している光景が目に浮かび、その姿を想像すると、この神社が人々の暮らしにいかに密接に根付いているかを実感させられました。
千本鳥居を抜けると、奥には朱色の小さな祠が現れます。決して大きくはありませんが、その佇まいには簡素で清らかな美しさがあり、どこか気持ちがすっと整えられるような空気が漂っていました。社の周囲はよく掃き清められていて、地面にもごみひとつ落ちておらず、整然とした状態が保たれていることがひと目で分かります。きっと地域の方や関係者によって日々手入れがなされているのでしょう。長年にわたって信仰され続けてきたことが、この静かな祠の姿から伝わってきます。
都市の喧騒のなかに突然現れる、小さな神聖な空間。國廣稲荷神社は、そうした場の象徴のように思えました。
参拝を終えると、ふと小学校低学年の頃、「中洲産業大学」と耳にしたのを思い出しました。その中洲に自分が生まれて初めて立っているのが不思議で、いろいろな意味で言い得て妙だと感じました。
すてき
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ヒナメリ474投稿
鉄道(乗り鉄)とスポーツ観戦(野球、競輪、競馬、アメフト、ラグビー、など)が趣味で、その旅の中で風景印を集めています。そのついでに神社仏閣にも足を運んでいます。格式があるとされる神社から町や村の...もっと読む
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