せんにょじだいひおういん
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千如寺大悲王院ではいただけません
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千如寺大悲王院のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年12月19日(月)
参拝:2022年11月吉日
【筑前國 古社巡り】
千如寺(せんにょじ)は、福岡県糸島市雷山にある真言宗大覚寺派の別格本山の寺院。山号は雷山、院号は大悲王院。本尊は千手観音。別称は「雷山(らいざん)観音」。木造千手観音立像、木造清賀上人坐像は、国指定の重要文化財。紅葉の名所として知られる。
寺伝によると、成務天皇48年(178年)、天竺(インド)霊鷲山の僧・清賀が渡来し開創、その後聖武天皇により勅願道場となり、国司により七堂伽藍が建立され、以後歴代天皇より綸旨を賜ったとされる。ただし、開創が仏教公伝の300年以上前ということになり、江戸時代に記された『筑前國続風土記』によると、奈良時代に聖武天皇の勅願により、インド出身の僧・清賀により開創と記されている。以後鎌倉時代まで真言の密教道場発展し、最盛期は308の僧坊があった。特に鎌倉時代には玄界灘に臨む、元寇に対する最前線の祈祷寺院として幕府から国防の役割を担っていた。室町時代以降は戦乱で僧坊は荒廃したが、江戸時代になると福岡藩主・黒田継高によって再興され、院号を大悲王院と改称、紅葉で知られる大カエデが植樹されている。
当寺は、JR筑肥線・一貴山駅の南東7kmの雷山(らいざん;標高954m)の中腹にある。境内には高低差があり、低い場所には山門、庫裏、本堂、心字庭園などがあり、奥の少し高いところに聖天堂、最も高い場所には観音堂、開山堂があり、低い本堂から高い観音堂までは階段状の廻廊が伸びている。全山で紅葉落葉樹が多いが、中でも有名なのは客殿前にある樹齢400年の大カエデ。樹勢の良い大木は美しい紅葉を見せる。有料拝観で観音堂に上がると、お坊さんによるしっかりとした読経と解説があって充実している。
今回は、旅行情報サイトでの人気寺院、紅葉の名所ということで参拝することに。参拝時は休日の夕方で、遅い時間にも関わらず、けっこう多くの観光客で賑わっていた。
境内南東端入口全景。<山門>が見える。
山門の右側に参拝入口がある。
内部拝観入口を兼ねる<庫裏>。内部拝観を後回しにして、先に外を見て廻る。
庫裏の先にある樹齢400年の<大楓>。当寺はこのカエデが綺麗なので、紅葉の名所となっている。
庫裏の先にある地蔵像群。
参道を進んで、左側の<水屋>。
カエデの木の先にある<本堂>。筑前國の神社でよく見かける、5文字が刻まれた石柱がここにもある。
「千如寺」と書かれた扁額。
わずかに開いた扉からみえる、金色の観音像。
本堂から見た<大楓>。内側から見ると、まったく印象が異なるのが面白い。
本堂のさらに奥に進む。
参道右手には小滝に石仏群、階段上の高台に伽藍が見える。
参道突き当りにある<聖天堂>。左に<七福神>、右に<虚空蔵堂>がある。
聖天堂では、「大聖歓喜天」、「三宝大荒神」、「雷三社大権現」を祀っている。
聖天堂に向かって右手にある階段を登って行く。
階段途中で左方向に逸れると<護摩道場>の広場がある。
美しい紅葉と、入口に佇む<修行僧像>。
この奥が<護摩道場>。
広場入口付近の景色。
元の参道に戻って、階段突き当りにある<観音堂>。
<観音堂>正面。
観音堂の横にある建物。
配置はこんな感じ。ここから庫裏の内部拝観入口に戻る。
庫裏に到着。
内部拝観入口はこんな感じ。
庫裏から入って<宝物殿>と<客殿>を通過する。<宝物殿>からの眺め。
<客殿>からの眺め。
大楓の内側。紅葉が色づき始めなので、赤と緑のグラデーションが目を楽しませてくれる。
客殿の後方の<心字庭園>の脇から、屋根付き階段の<回廊>を登って行く。
回廊を登り切ると<観音堂>。像高4.63mの木造千手観音立像(国重文)を祀る。鎌倉時代後期作と推定されている。
参拝時は参拝者が非常に多かったが、20~30人集まるごとに、お寺の方に当寺の解説をしていただける。ご朱印もこちら観音堂内にて。
参拝時は参拝者が非常に多かったが、20~30人集まるごとに、お寺の方に当寺の解説をしていただける。ご朱印もこちら観音堂内にて。
観音堂の裏手、さらに高いところにある<開山堂>。像高0.7mの木像清賀上人坐像(国重文)を祀る。鎌倉時代後期作と推定されている。
開山堂への廻廊脇にある<五百羅漢像>。
ふたたび客殿まで戻り、<心字庭園>の紅葉。
最後に、当寺のシンボル<大楓>。樹齢400年の老木だが素晴らしい樹勢。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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