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妙楽寺ではいただけません
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妙楽寺のお参りの記録(1回目)
福井県小浜駅

投稿日:2022年10月04日(火)
参拝:2022年9月吉日
京都府北部&福井県西部寺巡りの5寺目は、小浜市野代に在る岩屋山 妙楽寺です。
高野山真言宗で、本尊は千手観音。
この千手観音立像は重文で、聖観音菩薩立像と地蔵菩薩坐像は県指定文化財、不動明王坐像は市指定文化財です。

719年に行基が身の丈の大きさの二十四面千手観音像を彫り、山中の岩窟中に安置した。797年に空海がこの地を巡錫の際に、山中より光が現れたのを見て、岩窟中に尊像がある事を感得し、現在地に堂宇を建立し、堂内に安置したのが始まりと伝わります。尊像が岩窟中に在った事から山号を岩屋山としたとの事です。

駐車場横にグランドがあり30台位停めれます。
右奥に拝観受付があり、拝観料(400円)を支払い御朱印をお願いしました。
先へ進むと赤い橋があり、渡ると山門。仁王像が睨んでいます。その先は開けていて広いスペースの左側に鐘楼(写真を撮り忘れました)、地蔵堂、正面に本堂。本堂の右側には薬師堂、その上には六社明神があります。
本堂は鎌倉時代初期の建立で、厨子の銘から1296年とわかり、若狭最古の建造物で厨子と本堂で重文です。早速本堂に上がらせて頂きました。須弥壇中央の厨子に本尊・千手観音立像(重文)、高さ約176cm、平安時代中期の作、正面の顔+脇面2つ+頭上面21を合わせて24面で、42本の手の間に多数の小手を付けてある千手観音。とても珍しい。昭和時代までは33年に1度開帳の秘仏だったそうです。周りは四天王に護られています。須弥壇左側には不動明王坐像(市指定文化財)。右側には聖観音菩薩立像(県指定文化財)、高さ約162cm、平安時代中期の作、とても穏やかで綺麗なお顔、条帛(たすきみたいな布)や天衣(羽衣の様な布)に渦巻き模様がこれでもかというくらい彫られているのが印象的。私的には千手観音も素晴らしいのですが、聖観音菩薩の方が気に入りました。
また、こちらは後陣にも入れて、本尊の真裏には裏千手観音(秘仏だった時のお前立ち?)が安置してあり、上部の棚には小像ですが二十八部衆が安置してありました。
本堂を出て地蔵堂へ。堂内には入れませんが小窓から中を覗けます。壁一杯の千体仏の真ん中に地蔵菩薩坐像(県指定文化財)、坐像というか半跏像、高さ約165cm、平安時代後期の作、丸く大きなお顔で如来の様な切れ長の眼でした。
右側の薬師堂には江戸時代作の薬師如来立像が祀られていました。その上には六社明神ー熊野、金峯山、白山、春日、八幡、龍神。
拝観受付で御朱印帳を受け取りました。
機会があれぱまたお邪魔したい寺院です。


妙楽寺(福井県)
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本尊・千手観音立像(ネットから転載)
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すてき

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