ごちにょらいどう
五智如来堂のお参りの記録一覧
福井県坂井市へ行く用があり、手前の福井市に在る滝波五智如来堂へ行って来ました。
このお堂には、県指定文化財の大日如来坐像、薬師如来坐像、宝生如来坐像、釈迦如来坐像、阿弥陀如来坐像の五智如来と市指定文化財の多聞天立像、持国天立像、聖観音立像、地蔵菩薩立像の9躯が安置されています。
毎年3月、6月、12月の各11日の午後の祈願祭の際に公開されますが、それ以外の日でも自治会のご担当の方がいらっしゃれば個別に対応して頂けます。(お堂の扉に3名の方の連絡先が記載されています。)
伝えによれば、この滝波集落の南方の高野山に高野山(たこのさん)薬王寺を始めとする32堂1宇が建ち並ぶ大寺院群があった。しかし、戦国時代に一向一揆が盛んとなり、1574年に一揆勢が来襲して焼き払い、仏像は洞ヶ谷という谷に捨て去られた。後の時代に先人が拾い上げ、この地にお堂を建てて安置したとの事です。以来、村人により大切に護られてきました。現在も地区の方々により維持管理されています。
道路右側の五智如来堂の入口を過ぎて数十m先の左側に駐車場がありましたので停めさせて頂きました。大阪ナンバーの車が停めてありました。皆さん遠方からいらっしゃる様です。
道路から見て、正面に五智如来堂。寺院ではありませんのでお堂が1つあるのみ。お堂に上がらせて頂くと正面の壁面にずらっと仏像が並んでいます。拝観料300円をお支払し、書置きのみとなりますが御朱印を頂きました。
中尊は大日如来坐像で高さ160cm、智拳印を結ぶ金剛界大日如来。一般的な大日如来は髻を結い、宝冠をかぶり、胸や腕に装飾を着けた姿で表されますが、こちらは装飾が無く、頭は螺髪という他とは違う特徴があります。宝生、薬師、釈迦、阿弥陀如来坐像は高さ約100cm、大日如来を含めて素朴な感じであり、平安時代の地方仏師の作と思われます。(行基の作という話もあるそうですが、残念ながら時代が合いません。)
5つの如来像は平成25年から順次、約170年振りの修復が行われ、江戸時代の修復にて和紙と漆で全体を覆った表面を剥がしたところ、製作当時の顔立ちや金箔が現れたとの事です。現状、多聞天立像、持国天立像、聖観音立像、地蔵菩薩立像は厚化粧となっていますので修復できるといいなあと思います。(多大な費用が掛かりますが。)
いずれにしても地区の方々で管理されるのはとても大変ですが、末永く後世に残して頂けたらと思います。
-オマケ-
坂井市の「ゆりの里公園」へ行きました。
駐車場無料、入場料不要でこれだけの百合が見れるのは有難いです。
御朱印(書置き)
五智如来堂
大日如来坐像
薬師如来坐像、宝生如来坐像
阿弥陀如来坐像、釈迦如来坐像
一般的な大日如来は髻を結い、宝冠をかぶり、胸や腕に装飾を着けた姿で表されますが、こちらは装飾が無く、頭は螺髪となっている
持国天立像
多聞天立像
聖観音立像
地蔵菩薩立像
-オマケ- 坂井市「ゆりの里公園」
福井市滝波町の五智如来、年に3回ある御開帳に先日行って御朱印をいただきました🖌️
こちらの仏像群は養老年間建立の高野(たこの)山薬王寺にあったとされますが、天正2年(1574)の一向一揆により焼かれ谷に捨てられました(村人が隠したという説も)。その後、先人により現在の地に安置されたと伝わります🙏
大日如来、釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、宝生如来は県の文化財に指定。
御開帳は3月6月12月の11日午後2時。ただし事前連絡で都合がつけば、別の日でも開けてもらえるようです。
福井市中心部から南西に10km余り、賀茂神社の西800mほどの滝波清流会館目印に。駐車場あり🅿
赤い幟旗が目印
お堂は平成になってから建てたもの
説明書
大日如来坐像と聖観世音菩薩立像(右)、地蔵菩薩立像(左)
持国天立像
薬師如来と宝生如来
阿弥陀如来と釈迦如来
左に多聞天立像
パンフから五智如来
パンフから
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