皆様いつもご法愛を賜り心より感謝申し上げます。
さて、月替わり御朱印を始めて一周年という節目を祈念して企画した「屏風御朱印」も、いよいよ最終回。
8月で三月(6月7月8月)揃って一つの絵が完成します。
屏風御朱印8月回は下記の通りです。
テーマ【お盆】
書き入れ禅語【竹為君葉々起清風】
※意味の説明用紙添えてお渡しします。
台紙【越前和紙、生成、雲龍】
サイズ【幅200mm×高さ150mm】
8月の書き入れる禅語は「竹、君が為に葉々清風を起こす」です。
この語は、禅宗の書物『虚堂録』に出てくる言葉です。
昔の中国の僧である虚堂和尚の住まう庵に旧友が遊びに訪ねてきました。久し振りの再会に、会話は弾み楽しい時間はあっという間に過ぎゆきます。そして、別れの時。
今度は何時会えるとも分かりません。別れ難く門のところまで見送りに出てきたら、竹の葉がサラサラと音をなして別れを惜しむように揺れています。そして、その音が清風を感じさ、まるでお互いをたたえ合い友を送りだすよう。
この禅語は、その背景から生まれたもので、別離を惜しむ虚堂和尚の心情を表しているのです。
一期一会と言う言葉もありますが、私たちの人生は出会いと別れの連続です。だからこそ、その時のご縁を大切にし、人としての心の交流が大事だと改めて思い起こさせてくれる禅語とも言えます。
また、先人達の「お盆」のご供養は、まさしくその機微が反映しています。ご先祖様をお迎えする精霊棚や、ご先祖様の乗り物である馬と牛に見立てたキュウリや茄子のお供え、そして迎え火、送り火、流し灯篭。それらは全て1年に1度だけしか会えない亡きご先祖様と再会のお盆の日だからこそ、人としての心の表れそのものです。
八月お盆月。今一度、手を合わせ亡きご先祖様を偲び、人としての心に立ち返って頂きたいです。
今月で三月揃い1枚の絵になります。時の移り変わりと共に禅の心を感じていただければ幸いです。
勿論、当月だけでも楽しんで頂ける構図にしておりますので、是非お手に取って仏縁を味わって頂ければ嬉しいです。
こちらでも頒布しております⇩
【大安禅寺公式オンラインショップ】
https://daianzenji.thebase.in/
#大安禅寺
#御朱印
#御朱印好き
#御朱印巡り
#御朱印集め
#御朱印ガール
#御朱印ボーイ
#福井
#禅
#限定
#月替わり
テーマ【お盆】
書き入れ禅語【竹為君葉々起清風】