小さなお堂の方が本体と思われます。お堂の隣には名主の治右衛門を祀る石碑があります。ことのあらましは以下の通り。要約すると、報われなかった義民のお話です。
幕府直轄の取香牧を駆け回る野馬が、村の畑に入り込んで作物を荒らすため困っていた。名主の治右衛門は野馬方奉行へ陳情を繰り返したが取り合ってもらえず、それどころか牧の管理責任を問われたくない牧士は奉行と共謀して畑を荒らし、畑の管理が悪かったことにされてしまう。それでも訴えを続けた治右衛門は投獄、抗議のため読経を続けたところ役人は怒って家族もろとも処刑してしまった。