3月の月替わり御朱印
「卒業」
会者定離
えしゃじょうり
会った人とは、いつか必ず別れねばならないということ。
人生とは出会いと別れの連続です。
出会いは、まさかこんなことになるとはなぁ、とか、あの日あの時あの場所で、この人と出会わなかったらどうなっていただろう、ということもあるでしょう。
逆に、悔やんでも悔やみきれない出会いもあるものです。
人生には出会いがあり、必ず別れがあり、そんな人生は、しばしば電車の旅に例えられます。
ある駅で自分が乗り込んだ車両には、すでに多くの人が乗っていて、一駅一駅着く度にドアが開き、何人かが降り、何人かが乗ってきます。
駅で乗り降りが繰り返され、いつの間にか最初と乗客の顔ぶれも変わっていき、やがて自分の降りる駅に着きます。
電車に乗り込んだときに、すでに乗っていたのが、両親であり、祖父母、あるいは兄や姉でしょう。
入学式、卒業式、入社や転職、引越しなどのたびに、出会いと別れを繰り返し、最後は1人で電車を降りる。
「会者定離」だからこそ今を大切に、共に電車に乗っている人達を大切にしたいと思います。
卒業